鳥飼仁和寺大橋有料道路
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鳥飼仁和寺大橋有料道路(とりかいにわじおおはし ゆうりょうどうろ)は、大阪府道15号八尾茨木線の大阪府寝屋川市仁和寺本町と、同摂津市鳥飼中を結ぶ688mの有料道路。当橋梁西方に架かる鳥飼大橋の交通渋滞緩和と、大阪府東部エリア・同東北部エリアの交通利便性を図る為、昭和58年に建設着工、30年間の有料期間を設けた上で1987年2月28日供用開始。大阪府道路公社が一般有料道路として管理している。
一日の交通量平均は15,690台(平成14年度)。普通自動車をはじめ、20t超の大型車両の通行も可能。また原動機付自転車(原付二種も含む)、自転車の通行も可能であるが、双方とも軽車両扱いで10円が掛かる。歩行者についてのみ無料で通行が出来る。また、身体障害者割引(半額)も行われている。
この橋梁の利用率が多い地元摂津市・寝屋川市等周辺地域では、普通自動車の通行料金が100円である事から、「100円橋」と略称される。なお支払いは現金のみで、ETCは使用出来ない(廃止されたハイウェイカードも使用不可能だった)。
大阪府道2号大阪中央環状線の鳥飼大橋における渋滞緩和が期待されたが、計画交通量の7割程度の利用にとどまっており、期待通りの効果は発揮されていない。逆に「無料の鳥飼大橋を有料にすれば利用が増える」との声もある。