高知学芸中学校・高等学校
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高知学芸中学校・高等学校は、高知県高知市槙山町にある男女共学の私立中学校・高等学校。中高一貫教育を実施。同敷地内に大学受験用予備校「高知学芸進学アカデミー」がある。
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[編集] 概略
土佐高等学校・土佐塾高等学校と並ぶ、県内ではトップクラスの進学私立校。生徒は県内全域から集まる。県外からの入学者は極めて少ない。
中学はABCDEの5クラスで基本定員250名。1年から2年に上がるときにクラス替えが行われる。2年次で編入試験が行われて毎年10人程度が編入学していたが、2005年度より廃止。
高校はABCDEFGの7クラス、基本定員350名。1年次ではA・B組が高校からの外部入学組、それ以外は内部進学組。2年次以降はA~C組が文系クラス、D~F組が理系クラスとなり、D組は理科で生物を選択した者、E・F組は理科で物理を選択した者が在籍する。G組(校内ではドイツ語風に"ゲーぐみ"と呼ばれる)は文理混合の特進クラスであり、基本的に年3・4回ある学力テストの平均で学年50位内程度の成績の生徒が在籍する。
[編集] 沿革
- 1957年2月 高知学芸高等学校創立
- 1960年4月 中学校を併設
- 1986年4月 高知学芸進学アカデミーを開校
- 1988年3月24日 上海列車事故(中国を修学旅行中の生徒及び引率教員らが列車正面衝突事故に巻き込まれ、生徒27名と引率教諭1名が死亡、36名が負傷した)
[編集] 特徴
中高一貫教育を実施しており、円滑な生徒把握のために、中学校から高校に進学(進級)する際、中学校時の担任のうち1名は高校時にも担任となる。
追試・補習・休業期の補講を行うなど、学力不足の生徒へのケアを積極的に行い、落ちこぼれを出さない体制が整っている。しかし、合格点に届かないといつまでも再追試・再々追試を受け続けるはめになる。
近年は少子化の進行(県レベルでの進学実績低下)、地域経済の不況による家庭財政の悪化(浪人し難い)等の理由により、かつてほどの進学実績が見られず、学力低下の進行が懸念されている。
先生たちは所属(中学校・高校・高知学芸進学アカデミー)はあるものの、所属外の授業を受け持つことも一般的である。なお、学芸出身の先生の割合が多い。
服装・頭髪に関しては厳しく、登校時の校門での頭髪・服装検査及び、週一回の朝礼時での頭髪・服装検査がたびたび実施される。 男子は耳に髪がかかってはいけない。女子は肩にかかってはいけない。 高知市内及び近郊市町村からの自転車通学の生徒がほとんど(列車通学者の自転車利用も多い)であるが、列車・バス通学者も少なくない。
[編集] 制服
男子:冬服は黒の学ラン。その下に白い長袖のカッターシャツ(合服)を着る。春秋は合服のみ。夏服は半袖のカッターシャツで、ズボンも薄くなる。
中学生と高校生の違いは学ランの襟章で、中学生は校章と同じマーク。高校生は四角形の "gakugei" の亀甲文字の入った襟章をつける。中学は校章入りバックル付きの革ベルトを締める。高校は指定ベルトを使ってもよいが強制ではない。
女子:基本の合服は、長袖の白いブラウスに紺色のワンピース(スカートはヒダあり)で男子と同じデザインのバックルの付いた布ベルトを締め、首を紐リボンで結ぶ。胸に男子(中学)の学ランの襟章と同じデザインのバッジをつける。冬服はその上に灰緑色のブレザーを着る。夏服は半袖の無地白襟セーラーに紐リボン、紺色のスカート(ヒダあり)。中学生と高校生の違いは、リボンの色と、夏服、ブレザーは胸ポケットの "G" の亀甲文字の色。中学が赤、高校は紺。以前はワンピースとブラウスの襟の形も違っていたが、現在は高校のものに統一。
男女共通:上履きにはつま先とかかとに色が付いていて、その色で学年を見分ける。色は、赤・黄・青の順で、入学した年度によって色が振り分けられ、卒業するまで同じ色を使う。つまり1年生のとき赤なら、2・3年生になってもそのまま赤を使う。自分が2年生になると3年生が黄で1年生が青を使うことになる。また、男女とも制帽が存在するが、所持している生徒は皆無といってよい。
[編集] 体操服
男女共通で、上は白の長袖・半袖体操服、下は青色の長ズボン・紺色のハーフパンツを着用する。
[編集] 年中行事
中学校
- クラブ勧誘演説
- 運動会
- 研修旅行(3年生のみ 3泊4日)
- 文化祭(オレンジホールで2月に行われる)
- クラスマッチ(年2回 一回につき2日行う)
高校
- 体育祭(2003年より再開)
- 如月祭(文化祭 隔年開催)
- クラスマッチ
- 研修旅行
[編集] 施設
- 中学校舎
- 中央校舎
- 高校校舎
- 第一運動場(湿地を埋め立てたため水はけが非常に悪い)
- 第二運動場(校舎敷地より徒歩10分、催事には臨時駐車場となる)
- テニスコート
- バスケットコート
- 50メートルプール
- 体育館(1Fに剣道場・柔道場・男女各更衣室)
- 弓道場(下は演劇部部室)
- 食堂
- 音楽室(第一は授業で使用、第二は吹奏楽部部室)
- 図書室
- 寮(養正寮)
なお、創立50周年を記念して、第二体育館が建設中である。
[編集] 立地
土佐道路(国道56号)と旧国道56号に挟まれた、高知市の西の端にあり、学校横には「学芸高校前」という土佐電気鉄道のバス停(終点)がある。 学校から徒歩3分ほどの旧国道56号沿いに上り下りでやや離れて高知県交通鵜来巣バス停がある。
最寄の駅は朝倉駅及び朝倉駅前電停(徒歩20分)。
周囲には高知朝倉西郵便局、サークルK(コンビニ)、金高堂朝倉ブックセンター(書店)、国立高知病院などがあり日常の通学時に不便は感じない。但し、高知市街までかなり遠いので、市街に遊びに行く場合や、塾・予備校に通う生徒などは多少不便をしいられる。