高架橋
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高架橋(こうかきょう)は、地上に連続して架けられた橋のことである。独立した鉄道や道路の交通網を作るうえで建設されることが多く、特に高速鉄道や高速道路といった速い速度を求める場合に多く用いられる。
地上よりも高い位置にあるという点では盛土方式も高架であると言えるが、橋ではないため「高架橋」とは呼ばない。また、独立した交通網という観点では地下方式が挙げられ、たびたび高架方式と比較される。
高架橋の構造は通常の橋とは特に違いはなく、地上に架かっているという点を除けば河川を横断する橋などと同じである。しかし地上に架けるという特性上、設計や建設が容易になり、河川を横断する場合に比べ安価に建設することができる。高架橋には単純な構造で安く作ることが出来る桁橋が多く見られる。
高架橋を構成する素材は古くから煉瓦や木材などがよく用いられていたが、近代以降は鋼鉄やコンクリートが多く用いられるようになっている。中でもコンクリート製のものには中に鉄筋が組み込まれた鉄筋コンクリートのものが多い。
[編集] 高架下
線路や道路を高架化した場合は1階~2階くらいの高さの空間ができることから、古くから都会ではさまざまなかたちで有効に活用されており、駅ナカビジネスでも活用されている。鉄道会社や道路管理会社、または委託を受けた不動産会社がテナントを募集して賃貸することが多い。