高嶋みどり
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高嶋 みどり(たかしま みどり、1954年4月20日 - 1953年と書かれていることもあるが誤りである)は日本の作曲家。東京都生まれ。
なお、名字の正式な表記は「髙(いわゆるハシゴ高)嶋」であるが「高嶋」表記を用いている出版物も多い。本稿では原則として「高嶋」で統一する 。
東京芸術大学作曲科を卒業後、同大学院の修士課程を修了。石桁眞禮生、間宮芳生に作曲を、山田一雄に指揮法を師事。当初は指揮者になることを望み、山田が関わっていた日本合唱協会で一時期活動していた。同団体から作品を委嘱されたのを機に、1980年、混声合唱組曲「愛のプロローグ」を作曲。この作品および、その後数年間に書かれた「かみさまへのてがみ」や「青いメッセージ」、「感傷的な二つの奏鳴曲」などによって合唱界に広く認知されるようになった。
初期の合唱作品はカワイ出版のグレードで「中~上級」ないし「上級」と指定されている(「かみさまへのてがみ」のみが「中級」)ところからもわかるとおり難曲が多く、音数の多いピアノ伴奏を伴うのが特徴である。この傾向は混声合唱組曲「風に鳴る笛」(1989年)の頃になるとやや和らぐ。1990年代からは中学生向けの曲(「この愛を」や、「風に鳴る笛」終曲「未来」の混声三部版など)を盛んに発表したことで、さらなるポピュラリティを獲得した。一方、無伴奏の「誰かが時を…」(1996年)や「山中幻想」(1998年)においてはチャンス・オペレーションを採用し、彼女の新しい方向性を示した。
合唱以外の作品としては、ヴァイオリンとピアノのための「Statue」が日本作曲家協議会から、ピアノのための「マウイの風」がカワイ出版から刊行されている他、「COSMIC DANCE for strings」、2本のヴァイオリンとマリンバのための「Statue II」、音楽ファンタジー「オフィーリアの遺言」などがある。
[編集] 参考文献
- 「新・日本の作曲家シリーズ7 髙嶋みどり」(『ハーモニー』No.114、全日本合唱連盟、2000年)
[編集] 外部リンク
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