首都高バトル0
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『首都高バトル0』(しゅとこうばとるゼロ)は、元気株式会社が、PS2移籍第2弾として2001年3月15日に発売したゲーム。
かつて発売されていた、プレイステーションの首都高バトルシリーズとは違い、ドリームキャスト版がベースとなり、一応2の続編となっているが、まったくの別物だと思ってもらえたらよい。
首都高シリーズの中でも特に完成度が高く、ファンの間では名作とされている。
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[編集] 概要
ドリームキャスト版からのコンセプトに首都高完全再現がある。 車線から標識まで首都高をほぼ完全に再現している。しかし東京タワーやお台場のフジテレビなどの主要な建物は再現されている一方、他の一般的なビルや、首都高から見える会社の広告などは残念ながら再現されていない。東京高速道路の乗継料金所も割愛されている。
レースは通常のレースゲームのように、ゴールに先にフィニッシュした方が勝ちというシステムではなく、 首都高を走っているライバルカーをパッシングすることにより挑戦し、バトルが始まったら後ろを走っている方がSPを消費し、SPがなくなった方が負けという格闘ゲームにも似た要素を持っている。
なお、スーパーファミコン版からプレイステーション版までは土屋圭市と坂東正明が監修していたが、ドリームキャスト版からは監修には当たっていない。(ただしドリームキャスト版には、坂東正明がアドバイスを加えたガイドブックが発売されていた。)
[編集] 登場車種について
登場車種はメーカーの公認を取っていないので、すべて形式番号やグレード名を組み合わせた独自の名前が付けられている。そのため、次作『首都高バトル01』にはないホンダ車が今回は登場していたり、車名のエンブレムがおかしくなっていたりする(例 UCF30セルシオの車体後部エンブレムに「CELSIOR」ではなく「CRESIOR」と書かれている)。
実車の再現度やチューン、カスタマイズだけでなく、ワンダラーやボス(ともに後述)が操る車の多彩なバリエーションも大きな魅力である(中には機動戦士ガンダムや湾岸ミッドナイトなどのパロディと思われる車も存在する)。
[編集] ライバルについて
- ライバル数は400人で、それらはチーム(リーダーとそれ以外のメンバー)、ワンダラー、ボスに分類される。
- 最も人数が多いのがチームを成しているライバルである。リーダー以外のチームメンバーを全て倒した直後、リーダーがパッシングしてくる(登場を予期して、通常メンバーを全て倒した直後に帰宅することはできる)。リーダーを倒せればショップにより強力なパーツが入荷されることもある。チームは5~8人からなるものが普通だが、それ以上の人数のチームも存在する。
- ワンダラーはチームを組まず単独で走る敵である。通常よりも強力なことが多いが、勝利時の賞金は多め。ちなみに特殊な条件を満たさなければ登場せず、ライバル自体の強さよりこちらの方が厄介なことも。
- ボスはシナリオの展開上倒すことが重要な敵である。桁外れの強さを誇るが、倒すことができればショップでより強力なパーツが購入できるようになる可能性が高め。