飛田本通駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
飛田本通駅(とびたほんどおりえき)は、大阪府大阪市西成区にあった南海電気鉄道天王寺支線の駅。1993年に天王寺支線の廃止により廃駅となった。
新規旅客の開拓を見込んで商店街との交差部の踏切脇に設けられた駅であったが、今池町駅や地下鉄の動物園前駅に近く、乗降客はあまりいなかった。廃線後駅施設は撤去されたが、跡地は判別できる形で残っている。
大門通駅(おおもんどおりえき)は、当駅から数十メートルほど西に行ったところにあった。
当駅の附近にある門は、よく、当駅舎の門と勘違いされるが、これは、その昔、ジャンジャン街にあった大橋座の持ち主(大橋氏)の邸宅の跡であり、この附近一帯の大地主であったという。
目次 |
[編集] 歴史
- 1984年(昭和59年)11月18日 南海天王寺支線天下茶屋~今池町間が廃止。
- 1984年(昭和59年)12月10日 今池町~天王寺間に飛田本通駅開業。今池町と天王寺だけでは旅客数が伸び悩むので、新規旅客の開拓のため設置されたものである。
- 1993年(平成5年)4月1日 南海天王寺支線の残存路線廃止の為、当駅も廃止。
[編集] 駅構造
- 駅舎は無く、ホームは脚立のような長椅子(簡単に撤去できる折りたたみ式)を組み合わせて造った簡素なものであった。