風の伝説ザナドゥ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『風の伝説ザナドゥ』(かぜのでんせつザナドゥ)は、日本ファルコムが1994年に発売した初の家庭用ゲーム機自主制作作品、PCエンジンSUPER CD-ROM²ソフト。PCエンジンの性能を最大限に活用し、ボリュームのあるRPGとなっている。ストーリーやゲーム自体の完成度もさることながらファルコムの特色でもある音楽のレベルの高さなどからも根強いファンを獲得したゲームである。その後、ラジオドラマなども制作され、人気に拍車をかけた。同社の伝説的プログラマーである木屋善夫が携わる最後の作品としても有名で、本作品はドラゴンスレイヤーシリーズ(DragonSlayer VIII)のひとつである。
翌年に、続編であり、最後のドラゴンスレイヤーシリーズでもある『風の伝説ザナドゥII』も発売された。なお、『風の伝説ザナドゥII』は木屋善夫退社後に出された作品のため厳密にはドラゴンスレイヤーシリーズに含まないが、『-The Last of DragonSlayer-』という副題が付いている。
また、『風の伝説ザナドゥ』を発売当時のまま、「プロジェクトEGGシステム」によって最新OSでプレイできるようにしたWin版が『ファルコムスペシャルBOX'2004』で発売されており、PCエンジンを持っていなくてもプレイできる。
目次 |
ストーリー
1000年前、邪竜ダルダンティスとの戦いに勝利し英雄王となった勇者アイネアス。その末裔であり、王都イシュタルの百騎長となったアリオスは、無敵将軍ダイモスとともに西の辺境マクリアのモンスターを率いているカコースに戦いを挑むのだったが・・・。
登場人物
- アリオス・アレクトル(声・山口勝平)
- ダイモス(声・江原正士)
- ヌース(声・塩沢兼人)
- ソフィア(声・佐久間レイ)
- メディア(声・勝生真沙子)
- リュコス(声・矢尾一樹)
- ピュラー(声・山本百合子)
- アルゴス(声・梁田清之)
開発スタッフ
- PROGRAM
- Yoshio Kiya
- Shinichi Saitoh
- SCENARIO PROGRAM
- Kazuhiko Maeda
- SCENARIO
- Satoko Ono
- Ikuko Yanagisawa
- Hidefumi Inaya
- Daisuke Fujii
- Ayako Yamanaka
- GRAPHIC
- Takao Shimoeda
- Hidekazu Suzuki
- Akira Sakai
- Hajime Chikami
- Atsushi Yamada
- Shinichi Itoh
- SOUND
- Falcom Sound Team J.D.K.
- Mieko Ishikawa
- Atsushi Shirakawa
- Naoki Kaneda
- Takahiro Tsunashima
- Masaru Nakajima
- Hirofumi Matsuoka
- Falcom Sound Team J.D.K.
- SPECIAL THANKS
- Katsuhiro Ogawa
- Hideyuki Shiota
- Toshikuni Matsumae
- Yoshinobu Nakahara
- Seiichiroh Nagatomo
- Mayuko Suzuki
- Shinji Yamazaki
- DIRECT
- Yoshio Kiya
- PRODUCE
- Masayuki Kato
CD
- 風の伝説ザナドゥJ.D.K.スペシャル(1993年)
- イースIV vs 風の伝説ザナドゥJ.D.K.BAND4(1994年)
- FALCOM SPECIAL BOX'93(1993年)
- FALCOM SPECIAL BOX'94(1994年)