鞍馬型巡洋戦艦
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鞍馬型巡洋戦艦(くらまがたじゅんようせんかん)または、伊吹型(いぶきがた)は、大日本帝国海軍の巡洋戦艦。類別としての巡洋戦艦が1912年以前には存在せず、当初は一等巡洋艦(装甲巡洋艦)であった。
香取型戦艦に匹敵する砲力(主砲は同一・中間砲の口径は小さいが門数は倍)を持つ高速艦であり主力艦として建造された。前述の通り当初は一等巡洋艦、後に巡洋戦艦に類別されているが、実際は準弩級高速戦艦というべき革新的存在であった。しかしながら革新性においてさらにその上を行くドレッドノート登場以後の就役となったこともあり、結果として旧式艦の烙印を押される存在になってしまった。鞍馬・伊吹の2艦が建造され、第一次世界大戦とシベリア出兵に用いられたが、ワシントン海軍軍縮条約によって解体された。
鞍馬は、最後のレシプロエンジン搭載の主力艦であり、同時に最初の三脚マスト採用艦である。
伊吹はタービン試験艦としての性格を持っていたため建造が急がれ、計画順・起工順では後であるが進水・就役は先となっている。
[編集] 関連項目
大日本帝国海軍の戦艦 |
創設から日露戦争終結まで |
富士型:富士 | 八島 敷島型:敷島 | 朝日 | 初瀬 | 三笠 |
日露戦争後からド級戦艦まで |
香取型:香取 | 鹿島 薩摩型:薩摩 | 安芸 筑波型:筑波 | 生駒 鞍馬型:鞍馬 | 伊吹 |
ド級戦艦建造から第一次世界大戦まで |
河内型:河内 | 摂津 金剛型:金剛 | 比叡 | 榛名 | 霧島 扶桑型:扶桑 | 山城 伊勢型:伊勢 | 日向 |
八八艦隊計画 |
長門型:長門 | 陸奥 加賀型:加賀 | 土佐 天城型:天城 | 赤城 | 愛宕 | 高雄 紀伊型戦艦:紀伊 | 尾張 | (駿河) | (近江) 十三号型巡洋戦艦:十三号艦 | 十四号艦 | 十五号艦 | 十六号艦 |
太平洋戦争 |
大和型:大和 | 武蔵 | 信濃 | |
日本が保有した他国の戦艦(戦利艦) |
日清戦争戦利艦:鎮遠 日露戦争戦利艦:石見 | 肥前 | 丹後 | 壱岐 | 周防 | 相模 第一次世界大戦戦利艦:トゥルグット・レイス | ナッソー | オルデンブルク |
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