雲海
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雲海(うんかい)とは、
雲の海に山々が島のように浮かんでいるように見えることから雲海と呼ばれる。その様相はまさに絶景である。
目次 |
[編集] 霧の現象について
[編集] 発生の原理
夜半、山間部などを低気圧が通過して湿度が高くなったとき、放射冷却によって地表面が冷え、それによって空気が冷やされていく。ここで風の流れがない場合に、冷えた空気は(ボウル状の地形のため)その場に留まり、さらに冷却され続ける。
やがて一帯が飽和状態となり、空気中の水分が霧となって発生する。このときの様子が、山頂などの高所からは雲海として観察できる。
[編集] 発生条件
雲海の発生条件を明確な箇条書きにすることは難しいが、おおむね次のようであるといえる。
- 季節:春、または秋(冬を除く10月~2月ごろ)
- 時間:夜明け前~早朝
- 気象:湿度が高く十分な放射冷却があること(なるべく無風状態)
- 地域:山間部、盆地
[編集] 名所
(※日本限定)
[編集] 関連事項
そば焼酎 雲海(そばじょうちゅう うんかい)とは、ソバを主原料とした焼酎乙類である。度数は25度。
雲海酒造株式会社(宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町)の登録商標で、前述の雲海をイメージしてつけられた。昭和48年10月より販売開始。
雲海酒造のサイトで紹介されている「そば湯割り」は、この焼酎の味をいっそう深いものにする。
- 外部リンク:雲海酒造株式会社ホームページ