阪神鳴尾浜球場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阪神鳴尾浜球場 | |
---|---|
Hanshin Naruohama Baseball Ground (Tigers Den) |
|
施設統計 | |
所在地 | 兵庫県西宮市鳴尾浜1-3-9 |
開場 | 1991年 |
所有者 | 阪神電鉄 |
管理・運用者 | 阪神タイガース、阪神園芸 |
グラウンド | 内野:クレー舗装 外野:天然芝 |
照明 | なし |
設計者 | |
使用チーム、大会 | |
阪神タイガースが二軍本拠地及び練習場として使用 | |
収容能力 | |
500人 | |
規模 | |
グラウンド面積:-m² 両翼:96 m、中堅:120 m |
|
フェンスの高さ | |
m |
阪神鳴尾浜球場(はんしん・なるおはまきゅうじょう)は、兵庫県西宮市にある野球場。愛称 タイガース・デン(Tigers Den)。阪神タイガース二軍の本拠地及び練習場となっており、同球団が運営管理を行っている。
目次 |
[編集] 歴史
阪神タイガースはかつて、尼崎市の阪神国道線(路面電車、1975年に廃止)浜田車庫跡地(阪神電鉄バス浜田車庫に隣接)に設けた阪神浜田球場(はんしん・はまだきゅうじょう)を二軍本拠地及び練習場として使用していたが、施設の老朽化やグラウンドの狭隘化などで不充分となった。球団は戦力強化の観点から、長期的にファーム育成施設の充実は欠かせないとし、新施設の建設を検討。1991年、西宮市の鳴尾浜に球場と合宿所「虎風荘」が竣工。フィールドは一軍の本拠地である阪神甲子園球場とほぼ同じサイズで設計された。合宿所を含む施設の愛称は「Tiger」と「Garden」を掛け合わせた造語でタイガーデン(Tiger Den)とした。
しかし元々埋立地であったことから、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災ではグラウンドなど敷地内で液状化現象が発生し、復旧には時間を要した。
当初「タイガーデン」という愛称だった鳴尾浜だが、後にタイガー魔法瓶が商標登録していたことが判明したため、2003年、「Tigers」と「Garden」を掛け合わせたタイガース・デンに改称した。ファンの間では「虎の穴」と呼ばれており、若手選手にとっての登竜門的存在となっている。
[編集] 施設概要
- 両翼:96m、中堅:120m、
- 内野:クレー舗装、外野:天然芝
- スコアボード:磁気反転式
- 照明設備:なし
- 収容人員:500人(ネット裏スタンド)
[編集] 交通
- 阪神電鉄本線・甲子園駅より阪神電鉄バス鳴尾浜線に乗車、甲子園駅から発車約10分後「県立総合体育館前」にて下車。徒歩2分 または、甲子園駅から発車約22分後「阪神鳴尾浜球場前」下車すぐ。
- 阪神電鉄武庫川線・武庫川団地前駅より南方へ徒歩。都市再生機構・武庫川団地の東端道路から、鳴尾浜臨海公園野球場の敷地内を経て、徒歩約15分で到達できる。こちらの経路は地図持参がおすすめ。
[編集] 来場時の注意点
- 試合開催時は自由に入場・退場できる。通常は入場係員も配置されない。入場無料。
- タイガースは、虎風荘(球団合宿所)が近い3塁側のベンチに座る。
- 夏季の観戦はコンクリートからの照り返しが激しく、炎暑に見舞われる。暑さ対策を準備されたい。
- 周辺は住宅地で、鳴り物を使用したの応援は禁止されている。
- 週末や話題性のある試合には、試合開始2時間以上前から熱心なファンが多数かけつける。狭い場内が超満員となった場合は入場制限が行なわれ、以後の立ち入りができなくなる場合がある。(5回が終わると帰る人が多いので入場制限が解除されることもある)
- また、春、夏の甲子園大会(高校野球)の開催時期になると、大会出場チームの練習会場に使用する事もある。
- ファウルボールは原則ボールボーイに返さなくてはならない(但し満席の場合は別)。ファウルボールを隠し持っていてもボールボーイが深く追求することはないが、観戦しづらい雰囲気に見舞われる。
- 虎風荘(球団合宿所)は警備上の理由から、関係者以外は立入禁止となっている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 近畿地方の野球場 | プロ野球本拠地野球場 | 阪神タイガース