長浜の戦い
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長浜の戦い(ながはまのたたかい)は永禄3年(1560年)5月28日に戦国時代の土佐国で起きた戦いの一つ。長宗我部氏と本山氏が対決した。長宗我部元親の初陣を飾った戦いとして有名である。
長宗我部国親の嫡男の元親は「姫若子」とからかわれるほど虚弱で、22歳という遅い初陣であった。この戦の際も出陣前に家臣から槍の使い方の指導を受けるほどであったが、戦闘が開始されると勇猛果敢な戦いぶりを示し、以後は「鬼若子」と恐れられるようになった。なお、この戦いでは、元親の弟の親貞も初陣を飾っている。
戦は長宗我部氏が勝利したものの、戦後まもなく当主国親が急死し、本山氏打倒の悲願は子の元親に引き継がれた。