長岡市立東中学校
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長岡市立東中学校(ながおかしりつひがしちゅうがっこう)は新潟県長岡市水道町にある中学校。
通称は「東中(とうちゅう)」。ただし、他の自治体にも「東中学校」が存在することから、「長岡東中(ながおかとうちゅう)」や「ながおかひがしちゅう」と言われることも多い。
創立当初は長岡市今朝白(現在の長岡市立阪之上小学校の位置)にあった。1956年(昭和31年)に制定された校歌に「川辺のさくら 日に映えて」とあるが、この川とは信濃川ではなく現在の阪之上小学校付近に流れる福島江のことである。春には文字通り川に沿って桜が花開く。昭和36年から現在の水道町に移転する。移転した後も、この校歌は歌い継がれている。
長岡高等小学校を前身とし、2005年(平成17年)には創立70周年記念式典を挙行した。2004年(平成16年)10月23日の新潟県中越地震では軽微なひび等は認められるが甚大な被害はなく、発生3時間後から15日間にわたって市の避難所にもなった。
この地震の前に、長岡市は校舎新築に向けて動き出していたが中断。当初の計画よりおよそ1年遅れで、現在のグラウンド敷地に校舎を新築する方向で動いている。2007年(平成19年)夏から着工する予定で、当の東中では、2006年(平成18年)9月には「さよならグラウンド記念体育祭」を挙行した。次年度からの屋外での教育活動にやや不便が生じることが予想されるが、当局の理解と協力が不可欠となる。
平成14年度から16年度までの3年間、文部科学省指定の学力向上フロンティア事業で、国語、社会、数学、理科と英語の各教科がそれぞれに「伸びよカード」という自己評価カードの作成と運用に取り組み、文字通り地域の教育の先行実践に力を入れ、注目されている。ただし、この事業の3年次の発表は2004年(平成16年)10月23日の新潟県中越地震の影響で予定していた11月に研究発表ができず、年明けの2005年(平成17年)2月23日に発表を行った。
フロンティア事業をはじめとする先行的な取組ももちろんだが、地域・保護者に開かれた学校づくりの一環としての学校評価、ホームページでの教育活動の紹介等を積極的に行っている。ホームページでは、ブログ形式を採用し、市内及び県内有数の更新率を誇る。