長さ
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長さ(ながさ)とは、ある地点から他の地点までの空間的な隔たりの大きさのことである。この意味において、「長さ」という語は距離とほぼ同義であるが、使い分けることもある。
「長さ」という語は時間的な隔たりについても用いられる。空間的、時間的、どちらの場合についても、長さが大きいことには「長い」、小さいことには「短い」という形容詞が用いられる。時間的な隔りについて言う時には、「永さ」「永い」という字が使われることがある。
以下、空間的な隔たりの「長さ」について説明する。
垂直方向(重力の働く方向)の長さのことを特に高さという。地表面・水面よりも下の高さについては「深さ」という。ある物体または図形について、水平方向の2つの長さのうち短い方の長さを特に「幅」(はば)と呼ぶことがある。
二点の間隔の最短となる直線の長さを距離という。例えば「アルファケンタウリまでの長さ」という言い方をすることはなく、通常は「アルファケンタウリまでの距離」という。しかし、「キロメートルやマイルは長さの単位である」と「……は距離の単位である」はほぼ同義である。山は「高さ」という言葉で表わされるのが普通である。また、長方形の短辺や道路を横断する方向の長さは幅という。
長さは一般に基本単位の一つと考えられている。すなわち、長さを他の物理量によって定義することができないということである。
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[編集] 単位
長さの単位も参照のこと。
[編集] SI単位
長さのSI単位はメートルである。接頭辞をつけた以下のような単位もよく用いられる。
[編集] その他の単位
尺貫法においては、以下のような単位が用いられる。
ヤード・ポンド法においては、以下のような単位が用いられる。
天文学においては、以下のような単位が用いられる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 長さの単位の換算 高精度計算サイト・計算式ライブラリ
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