野菜ジュース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
野菜ジュース(やさいじゅーす)とは野菜を磨り潰してジュースにしたものである。
日本ではトマトジュースと野菜汁を混ぜ合わせたトマトミックスジュース、にんじんジュースと野菜汁を混ぜ合わせたにんじんミックスジュースが商品として一般的である。野菜ジュースの基準は無いが、トマトジュース、トマトミックスジュース、にんじんジュース、にんじんミックスジュースという名称を使用するための基準がJAS規格で決められている。近年は野菜と果汁を混ぜたものも市場に出回っており、これに関してもJAS規格によって果汁50%以上かつ野菜汁と果汁のみのものを果実・野菜ミックスジュースとしている。
[編集] 歴史
トマトミックスジュースに関してはアメリカでは1948年に初めて商品化したキャンベルのV8野菜ジュースが有名である。日本では1959年にゴールドパックが初めて野菜ジュースを発売した。
後から出現した野菜・果実ミックスジュースではカゴメの野菜生活100、伊藤園の充実野菜などが有名である。
[編集] 栄養素に関して
野菜ジュースは嗜好品として飲む人もいるが、栄養価値の高さから健康のために飲むという人もいる。健康志向の客層を狙い、企業もどれだけの栄養素が詰まっているかを前面に出している場合がある。
トマトやニンジンなどの緑黄色野菜を素材としたものは、ビタミンC、ビタミンA、食物繊維の補給を謳っている。リンゴやブドウ、オレンジなどの果物と混ぜ合わせたものは、主にビタミンCの摂取を目的としているようである。
[編集] 関連項目
- 近年の野菜ジュースは飲み易さが改善されたため、野菜嫌いの者でも野菜ジュースであれば飲める者もいる。一方、料理の野菜が好きでも野菜ジュースを苦手とする人もいる。