野矢茂樹
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野矢茂樹(のやしげき、1954年 - )は哲学者。東京都出身。1985年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。北海道大学文学部助教授を経て現在東京大学大学院総合文化研究科助教授。専攻は分析哲学。ウィトゲンシュタインを思考基盤とする哲学研究の日本での第一人者といえる。ほかには、クワイン、デイヴィッドソンなどを研究対象とする。また哲学入門書の執筆も多い。
[編集] 著書
- 『論理学』(東京大学出版会)
- 『心と他者』(勁草書房)
- 『論理トレーニング』(産業図書)
- 『論理トレーニング101題』(産業図書)
- 『哲学・航海日誌』(春秋社)
- 『哲学の謎』(講談社現代新書)
- 『無限論の教室』(講談社現代新書)
- 『はじめて考えるときのように』(PHP研究所)
- 『「論理哲学論考」を読む』(哲学書房)
- 『同一性・変化・時間』(哲学書房)
- 『ここにないもの』(大和書房)
- 『他者の声 実在の声』(産業図書)
- 『入門!論理学』(中公新書)
[編集] 訳書
- ウィトゲンシュタイン『ウィトゲンシュタインの講義 (2)』(勁草書房)
- ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』(岩波文庫)
[編集] 共訳書
- コリン・マッギン『ウィトゲンシュタインの言語論――クリプキに抗して』(勁草書房)
- アンソニー・ウエストン『ここからはじまる倫理』(春秋社)
- ロバート・フォグリン『理性はどうしたって綱渡りです』(春秋社)