野村万之介
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
野村万之介(のむらまんのすけ、1939年5月2日 - )は和泉流狂言師。六世野村万蔵の五男。本名;野村悟郎。中央大学文学部中退。
兄は和泉流狂言方野村萬(七世野村万蔵)、同二世野村万作、観世流能シテ方野村四郎。甥に故・五世野村万之丞(八世野村万蔵)、九世野村万蔵、二世野村萬斎、野村万禄、(いずれも狂言方)。観世流能シテ方野村昌司。 「万作の会」の重要メンバーとして国内外で活躍。兄・万作や甥・萬斎には知名度の点では劣るものの、万作一門を支える重要な屋台骨の一人。型にとらわれない、鷹揚で自由奔放な芸風で、固定ファンも多い。 また、万作の後を受け、昭和43年頃から現在まで、東京大学・早稲田大学の狂言サークルを指導している。
[編集] 年譜
- 1944年「鉢叩」で初舞台
- 1970年「釣狐」を披く
- 1980年 芸術選奨文部大臣新人賞受賞
- 1982年より 日本能楽協会会員
- 1989年より 万之介狂言の会を主催。