遠山啓
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遠山啓(とおやまひらく、1909年8月21日 - 1979年9月11日)は、熊本県生まれの日本の数学者、数学教育の分野でよく知られる。大学は東京大学の数学科に一旦入学した後で、ここを退学。東北大学の数学科に再入学して、そこを1938年に卒業。卒業後、横須賀海軍基地の航空隊の教官を勤めながら、整数論と代数関数論の研究をしていた。1944年から東京工業大学に勤務。
数学教育協議会(数教協)の誕生の時(1951年)から、これにかかわり、ながくその委員長として、小中学校の教育現場での数学教育を指導、率先してその力となった。「タイル」というシェマの使用、「数」にかわる「量」にもとづく指導、「水道方式」という数学の学び方を開発し、1973年には、教育の全体をどう変えていくかをテーマに、雑誌『ひと』を創刊するなど、数学教育から教育の全体を通しての活動は大きく、その影響は計り知れないものがある。
[編集] 著書
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ0 数学教育への招待』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ1 数学教育の展望』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ2 数学教育の潮流』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ3 水道方式とはなにか』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ4 水道方式をめぐって』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ5 量とはなにかI内包量・外延量』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ6 量とはなにかII多次元量・微分積分』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ7 幾何教育をどうすすめるか』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ8 数学教育の現代化』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ9 現代化をどうすすめるか』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ10 たのしい数学・たのしい授業』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ11 数楽への招待I』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ12 数楽への招待II』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ13 数学教育の改革運動』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学論シリーズ0 数学への招待』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学論シリーズ1 数学の展望台I中学・高校数学入門』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学論シリーズ2 数学の展望台II複素数・三角関数・線形代数』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学論シリーズ3 数学の展望台III行列・微分積分』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学論シリーズ4 現代数学への道』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学論シリーズ5 数学つれづれ草』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学論シリーズ6 数学と文化』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 数学論シリーズ7 数学のたのしさ』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 教育論シリーズ0 教育への招待』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 教育論シリーズ1 教育の理想と現実』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 教育論シリーズ2 教育の自由と統制』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 教育論シリーズ3 序列主義と競争主義』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 教育論シリーズ4 教師とは、学校とは』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 別巻1 遠山啓日記抄+総索引』太郎次郎社
- 『遠山啓著作集 別巻2 遠山啓数学教育公演カセット』太郎次郎社