近代デジタルライブラリー
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近代デジタルライブラリー(きんだいデジタルライブラリー)は、国立国会図書館が明治期の資料を公開しているインターネット上の電子図書館である。
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[編集] 概要
国立国会図書館は著作権が切れた、または著作権が存続しているが著作権者の許諾を得るなどの対応を行った、明治期の図書資料をスキャンしてインターネット上に公開するサービスを「近代デジタルライブラリー」として2002年(平成14年)10月から開始した。資料の電子化は段階的に進められていて、2006年4月現在で約127,000冊が公開されている。今のところ公開される資料は明治期のものに限定されているが、将来的には大正期の資料も公開する予定とされている。
[編集] 特徴
「近代デジタルライブラリー」の特徴は公開される資料の本文が画像データで提供されることである。公開される情報は本文の画像以外に書誌情報のテキストデータがある。また、資料によっては巻号や目次のテキストデータが表示される場合もある。
公開される画像はJPEGまたはJPEG 2000グレースケールフォーマットで作成されているため、通常のWebブラウザから閲覧できる。ただし、JPEG 2000の画像を閲覧するには、通常は専用のプラグインのインストールが必要となる。