角川歴彦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
角川 歴彦(かどかわ つぐひこ、1943年9月1日 - )は日本の実業家。東京都出身。学歴は早稲田大学高等学院を経て早稲田大学政治経済学部卒業。学位は政治学士(早稲田大学)。角川書店創業者の角川源義は父、同社前社長の角川春樹は実兄。
角川書店には1966年の大学卒業と同時に入社。1975年に専務、1992年に副社長に昇格した。テレビ情報誌の『ザテレビジョン』や都市生活情報誌の『東京ウォーカー』など雑誌部門を育てて経営に貢献したと言われる。ゲーム分野の子会社の角川メディアオフィスの社長も務めていたが、1992年の9月に経営路線の対立で春樹により角川書店副社長を辞任させられる。角川メディアオフィスの従業員のほとんどが歴彦について退社し、歴彦は主婦の友社の協力を得てメディアワークス(現在は角川グループ系列)を創業した。翌1993年、春樹が角川書店社長を解任されたことで、顧問として角川書店復帰、同年に社長に就任した。
2006年7月現在は、角川グループホールディングス代表取締役会長兼CEOとして、角川書店を始めとする角川グループを率いる。また2002年より社団法人日本映像ソフト協会会長を務めるなど、出版・映像関連の業界団体の多くで役員を務めている。
[編集] 家庭環境
- 父・角川源義
- 姉・眞弓(辺見じゅん)
- 兄・角川春樹
他にも妹がいる。詳細は、岩上安身による下記の解説に詳しい。
[編集] 外部リンク
- 岩上安身・『角川家の一族』(岩上のホームページ内)