萩原恭次郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
萩原 恭次郎(はぎわら・きょうじろう 1899年5月23日 - 1938年11月22日)は、大正・昭和時代の日本の詩人。大正末期の芸術革命の先頭に立ち、はじめはダダイストとして活動したが、のちアナーキズム運動に傾倒。若くしてこの世を去った。詩集『死刑宣告』、詩篇「もうろくずきん」「亜細亜に巨人あり」などの作品で知られる。
目次 |
[編集] 略歴
- 1899年 群馬県勢多郡南橘村(現前橋市)生まれ。
- 1916年 萩原朔太郎との交友が始まる。
- 1918年 川路柳虹の『現代詩歌』に参加。
- 1920年 詩話会会員になる
- 1923年 『赤と黒』創刊。
- 1925年 『マヴォ』第五号から編集に参加。詩集『死刑宣告』を上梓。
- 1932年 『クロポトキンを中心とした芸術の研究』創刊
- 1938年 溶血性貧血で病死。
[編集] 主な詩集
- 第一詩集『死刑宣告』(1925年、長隆舎書店)
- 第二詩集『断片』(1931年、渓文社)
- 『萩原恭次郎全詩集』(1968年、思潮社)
- 『萩原恭次郎全集』(1980年、静地社)