菊亭家
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菊亭家(きくていけ)は、清華家の家格を有する公家。藤原北家閑院流、西園寺家の庶流。家業は琵琶。江戸時代の家禄は1355石。家紋は三つ楓。侯爵。
鎌倉時代末期、太政大臣西園寺実兼の四男左大臣今出川兼季(菊亭兼季)によって創設された。居所から今出川と称し、また、菊花を好んだことから邸宅に菊花が多数植えられ、衆人から菊の亭と呼ばれ、自らも菊亭とも称した。安土桃山・江戸時代前期の晴季は、右大臣を務め、豊臣秀吉に関白任官を持ちかけ、朝廷における斡旋、調停役を務めたことで有名。
明治維新後は、今出川を改め、別称の菊亭を名字とした。
[編集] 系譜
凡例 太線は実子、細線は養子。
兼季 ┃ 実尹 ┣━━━┓ 公直 実直 ┃ 公行 ┃ 実富 ┃ 教季 ┃ 公興 ┃ 季孝 ┃ 公彦 ┃ 晴季 ┃ 季持 ┃ 経季 | 公規 ┃ 伊季 ┣━━━┓ 公香 公詮 ┣―――┐ 実興 誠季 ┃ 公言 ┃ 実種 ┃ 尚季 ┃ 公久 ┃ 実順 | 脩季 ┃ 公長
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