若桜鉄道
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若桜鉄道株式会社(わかさてつどう、Wakasa Railway Co.,Ltd.)は、鳥取県で旧国鉄特定地方交通線を引き継いだ若桜線を運営している鳥取県などが出資する第三セクター方式の鉄道会社である。本社は鳥取県八頭郡若桜町大字若桜345番地の2。
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[編集] 歴史
[編集] 路線
運行形態などは以下の項目を参照のこと。
[編集] 車両
[編集] 現有車両
2004年4月1日現在、2形式4両の気動車が在籍する。全車に「さくら」の愛称がつけられている。
- WT3000形(3001,3003,3004 3両)
- WT2500形が更新工事の施工により改番されたもの。エンジンの出力アップ(DMF13HS(250PS)からDMF13HZ(330PS)に交換)、外板塗装の変更、台車交換(車輪直径を762mmから860mmに変更)が実施されている。
- WT3300形(3301 1両)
- 3301は、2001年3月に増備された新潟鐵工所(現・新潟トランシス)製の軽快気動車(NDC)。ステンレス製で、18m級の大型車である。エンジンは新潟鐵工所(現・新潟原動機)製DMF13HZで、出力は330PSである。車内はクロスシートであるが、トイレは設置されていない。側窓も固定となった。日本宝くじ協会寄贈の「宝くじ号」である。
[編集] 過去の車両
- WT2500形(2501~2504)
- 1987年10月の転換時に投入された新潟鐵工所(現・新潟トランシス)製の軽快気動車(NDC)。当初2501~2504の4両が投入された。18m級の大型車である。エンジンは新潟鐵工所(現・新潟原動機)製DMF13HSで、出力は250PSである。車内はクロスシートであるが、トイレは設置されていない。2001年から更新によりWT3000形へ改番され、2003年、2504が3004に変更されたのを最後に更新工事が終了した。なお2502は余剰となったことから2003年12月31日をもって廃車となっている。(廃車の際には、非常時の訓練を兼ねて2502と自動車を衝突させた。現在では因美線東郡家駅~郡家駅間で、半分に切断されて倉庫となっているWT2502の廃車体を見ることができる。)
[編集] 運賃
大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。2006年4月1日現在。なお、1kmまでの運賃は60円と日本一安い設定となっている(ただし、この運賃が適用されるのは郡家駅~八頭高校前駅のみである)。
キロ程 | 運賃(円) |
初乗り1km | 60 |
2 | 160 |
3 | 200 |
4~6 | 260 |
7~9 | 290 |
10~12 | 320 |
13~15 | 350 |
16~18 | 380 |
19~20 | 420 |