臭化エチジウム
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臭化エチジウム | |
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IUPAC名 | 2,7-ジアミノ-10-エチル-9-フェニルフェナントリジニウムブロミド |
別名 | EtBr Homidium bromide |
分子式 | C21H20BrN3 |
分子量 | 394.31 g/mol |
CAS登録番号 | [1239-45-8] |
形状 | 暗赤色固体 |
密度と相 | g/cm3, |
相対蒸気密度 | (空気 = 1) |
融点 | 260–262 ℃ |
沸点 | ℃ |
昇華点 | {{{昇華点}}} ℃ |
SMILES | |
出典 |
臭化エチジウム(しゅうかエチジウム、ethidium bromide)は化学式 C21H20BrN3 で表わされる化合物である。エチジウムブロマイド、エチジウムブロミドともよばれ、EtBr やエチブロと略記されることもある。わずかに水にとける。発がん性物質のため、ゴム手袋などを着用して使用しなければならない。
DNA を電気泳動させたとき、分離した DNA のバンドを見やすくするための蛍光染色剤。臭化エチジウムは DNA の二本鎖間にインターカレーション(挿入)する色素で紫外線を当てると蛍光を発する。挿入される臭化エチジウムの量は DNA の分子の大きさに比例するので、蛍光の強さによって DNA の量を確認することができる。