群馬交響楽団
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群馬交響楽団(ぐんまこうきょうがくだん、Gunma Symphony Orchestra)は、群馬県にある常設の管弦楽団である。日本の地方管弦楽団の草分け的存在で、高崎市を本拠地として活動する。「群響」の愛称で多くのクラシック音楽愛好家に親しまれている。
目次 |
[編集] 沿革
1945(昭和20)年、「高崎市民オーケストラ」として創設した。その翌年に「群馬フィルハーモニーオーケストラ」と改称、1947年にプロ化した後、1949(昭和24)年に財団法人が設立され、1963(昭和38)年に現在の名称に改められた。
1955年、群馬交響楽団をモデルに制作された映画「ここに泉あり」が公開され、全国的に注目を集め、翌年には文部省により群馬県が全国初の「音楽モデル県」に指定された。さらに1961年、高崎市民の全面的な支援を受けて同市に群馬音楽センターが建設され、これを拠点としてさらに幅広い活動が展開された。また、1947年5月に始めた移動音楽教室では、2004年度までに延べ570万人以上の児童・生徒が鑑賞しているのをはじめ、県内各地での演奏活動の展開により、群馬県の文化の象徴として県民から幅広く支持されている。
1994年には「プラハの春国際音楽祭」、 「ウィーン芸術週間」 から同時に招待を受け、 音楽監督 高関健指揮のもと4ヶ国を巡る海外公演を実現。翌年の創立50周年には 東京及び群馬県内各地でベートーヴェン交響曲連続演奏会を行った他、50周年記念委嘱作品「オーケストラのための遠景Ⅱ」(細川俊夫作曲)を東京・群馬で初演し、高い評価を得た。
2001年からは、日本の音楽界を牽引している楽団として、文化庁の「芸術創造推進事業(アーツプラン21)」支援団体に指定されている。2003年には、5月に定期演奏会が400回を数えるとともに、10月のNHKテレビ番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」で団の草創期が紹介され、全国的に注目された。
群馬県を舞台として2005年に放送されたNHK連続テレビ小説「ファイト」では、テーマ曲を演奏している。 最近では、定期演奏会、移動音楽教室など地域に根ざした活動や、レコーディング、文化庁の本物の舞台芸術体験事業をはじめとして全国各地での演奏活動も積極的に行っている。
[編集] 指揮者陣
- 芸術監督: 高関健
- 首席客演指揮者: マルティン・トゥルノフスキー
- 指揮者: 工藤俊幸