綿の国星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
綿の国星(わたのくにほし)は大島弓子の漫画及び、それを原作としたアニメーション映画作品。
目次 |
[編集] 概要
1978年~1987年「LaLa」(白泉社)に不定期連載。第3回講談社漫画賞を受賞。 擬人化された子猫・須和野チビ猫の周辺で起こる人間模様とチビ猫に関わる猫達を描いた作品。
作中の猫は読者の為の擬人化なので、作中人物は、猫は猫として認識する。 なお、作中の猫は人の言葉を理解する。
大島弓子の代表作と言われる『綿の国星』であるが、数多い大島作品の中では擬人化した主人公は他にあまり例がなく(漫画エッセイにはあるが)、その点では特異と言える。子猫の目を通して見た人間模様を描いており、特に連載の後半では一編ごとが独立したコントの色彩が強く、メインキャラクターが現れる機会がほとんどないこともある。
[編集] 登場人物
- チビ
- 元は飼い猫であったが捨てられ、死にかけていたところを時夫に拾われる。猫が成長すると人間になれる場合があると信じている。
- 須和野時夫(すわの ときお)
- 15歳。大学受験の失敗で自暴自棄になっていたが、ある日チビ猫と出会い変わっていく。
- 須和野飛夫(すわの とびお)
- 時夫の父。小説家。
- 須和野二三子(すわの ふみこ)
- 時夫の母。専業主婦。猫アレルギー。
- 美津子
- 時夫の恋人。法科の大学生。ひっつめみつあみ。物語の後半には全然登場しなくなる。
- ラフィエル
- 近所の猫のリーダーで美貌の雄猫。チビに人生論を説く。チビの憧れの対象。
[編集] 単行本
- 「綿の国星」1~7巻 花とゆめコミックス(白泉社:1978~86年)
- 大島弓子選集 9、15、16巻(朝日ソノラマ)
- 白泉社文庫版 1巻~4巻:1994年06月
[編集] アニメーション映画
1984年劇場公開。92 分。企画/製作:虫プロダクション。 2004年3月31日、DVD版発売。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 漫画関連のスタブ項目 | 漫画作品 わ | LaLa | アニメ作品 わ | 日本のアニメ映画 | 1984年の映画 | 動物を主人公にした物語