紀州鉄道

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紀州鉄道キテツ1形

紀州鉄道株式会社（きしゅうてつどう）は、和歌山県御坊市に路線を持つ鉄道事業者（私鉄）。

保有する鉄道路線は御坊駅～西御坊駅2.7kmの紀州鉄道線のみで、主力事業は不動産・ホテル事業である。日本全国に「紀州鉄道」を名前に冠したホテルがある。不動産業者の鶴屋産業の系列企業で、本社は東京都千代田区にある。

[編集] 概要

紀州鉄道線は1928年に御坊臨港鉄道として開業した路線であるが、災害やモータリゼーションの進展によって廃止の危機に追い込まれていた。しかし、1972年に東京の磐梯電鉄不動産が約1億円で買収し、翌年1月、「紀州鉄道」に社名を変更した。これは、「鉄道会社の不動産部門」という信用を得るため、また「鉄道会社」というネームバリュー獲得のための行動と言われている。なお、磐梯電鉄不動産は、福島県の川桁駅～沼尻駅に鉄道路線を持っていた磐梯急行電鉄（1969年に廃止）の旧経営陣が設立した会社である。その後、1979年に、鶴屋産業の傘下に入った。

紀州鉄道となって以来、廃止されるとの噂は出ていない。1989年 4月1日の西御坊駅～日高川駅0.7kmの廃止、全列車のワンマン化、「学門駅入場券」を始めとする記念切符・記念グッズの販売など、鉄道部門での努力も行われている。

2002年までは「日本一のミニ私鉄」を名乗っていたが、同年からは千葉県の芝山鉄道が、保有する路線が日本一短い鉄道会社となっている。ただし、芝山鉄道には延伸の計画があり、それが実現すれば、紀州鉄道が再び「日本一のミニ私鉄」の座に就くことになる。

[編集] 路線

紀州鉄道線

[編集] 車両

キハ600形(603)

キハ600形(604)

キテツ1形
- 1985年、富士重工製。2軸のレールバスであり、車体はLEカーの設計による、鉄道車両用の台枠に富士重工R15系バスをベースにした車体を持ち、機関もバス用のものを使用している。正面スタイルは15型Eボディと同一のもの。元北条鉄道フラワ1985-2形を譲り受けたもの。2000年 7月10日から運用開始。1両のみ在籍。現在、市内のパチンコ店のラッピング広告車両となっている（同社初）。
キハ600形
- 1960年製。603、604の2両が在籍。元大分交通耶馬渓線の車両で、同線が廃止された1975年に同社から譲り受けた。塗色も往時のままである。603は現在は主に週末、休日に運行するが、604は現在は部品確保用であり、紀伊御坊駅構内側線に留置されている。

[編集] 運賃

大人普通旅客運賃（小児半額・10円未満切り上げ）。2004年12月1日現在。

キロ程	運賃（円）
0.1～1.0km	120
1.1～2.0	150
2.1～2.7	180

[編集] 外部リンク

紀州鉄道株式会社（不動産、ホテルなどグループ全体についての情報）
紀州鉄道鉄道事業部（御坊支店）
紀州鉄道 - 御坊市の印刷会社「おかだプリント」のページ内の紀州鉄道の紹介だが、紀州鉄道については公式ページよりも詳しく書かれている。

"http://ja.wikipedia.org../../../%E7%B4%80/%E5%B7%9E/%E9%89%84/%E7%B4%80%E5%B7%9E%E9%89%84%E9%81%93.html" より作成

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