筑波大学附属聾学校
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筑波大学附属聾学校(つくばだいがくふぞくろうがっこう)とは、千葉県市川市国府台に所在している、筑波大学の附属聾学校である。
日本の国立聾学校は1つだけである。幼稚部、小学部、中学部、高等部、高等部専攻科(ビジネス情報科、造形芸術科、歯科技工科)がある。聴覚障害者の間では「附属」、「附属聾学校」と略する。筑波大学の附属学校はいくつかある。
筑波大学附属高等学校・中学校・小学校・・・東京都文京区大塚にある。
筑波大学附属駒場高等学校・中学校・・・・・・東京都世田谷区池尻にある。
筑波大学附属坂戸高等学校・・・・・・・・・・・・・埼玉県坂戸市千代田にある。
筑波大学附属盲学校・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東京都文京区目白台にある。(視覚障害の学校)
筑波大学附属久里浜養護学校・・・・・・・・・・・神奈川県横須賀市野比にある。(自閉症の学校)
筑波大学附属桐が丘養護学校・・・・・・・・・・・東京都板橋区小茂根にある。(肢体障害の学校)
筑波大学附属大塚養護学校・・・・・・・・・・・・・東京都文京区春日にある。(知的障害の学校)
筑波大学附属聾学校・・・・・・・・・・・・・・・千葉県市川市国府台にある。(聴覚障害の学校)
[編集] 沿革
- 1875年、楽善会(らくぜんかい)が結成される。楽善会は、日本に聾学校や盲学校を作ろうという目的を持った人の集まり。
- 1880年 1月5日、東京都築地に楽善会訓盲院開校。2月13日、最初の盲生徒2名が入学。6月に聾生徒2名が入学。
- 1885年、楽善会訓盲院は文部省に移管。
- 1887年、官立東京盲唖学校に名称変更。
- 1890年、東京都文京区指ヶ谷に移転。
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- <聾学校と盲学校の分離>
- 1909年、官立東京盲学校が誕生。(現在の筑波大学附属盲学校)
- 1910年、官立東京聾唖学校が誕生。
- 1946年、戦災で指ヶ谷校舎を失ったため、千葉県市川市国府台に移転。
- 1949年、東京教育大学の附属学校となり、東京教育大学附属聾学校に名称変更。
- 1971年、歯科技工科を設置。
- 1975年、筑波大学に移管され、筑波大学附属聾学校に名称変更。
- 2000年、10月、創立125周年式典。
- 2003年、9月、フランス国立パリ聾学校と姉妹校提携。フランス国立パリ聾学校は世界初の聾学校。
- 2004年、3月、全棟改修記念式典。
- 2005年、5月、創立130周年式典。
- 2006年、10月、第9回アジア太平洋地域聴覚障害問題会議が筑波大学附属聾学校と筑波技術大学が主管校となる。