第71号艦
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第71号艦は大日本帝国海軍の実験用潜水艦。この艦の設計は後に伊二〇一型潜水艦や波二〇一型潜水艦の設計に生かされ、水中で高速を発揮できる潜水艦の雛型となった。設計は甲標的を基にして行われた。そのため艦首に浮力タンクがあり、水上では水平を保てなかった。1938年(昭和13年)8月29日に進水し、水中でそれまでの潜水艦よりもはるかに早く移動することができた。(この時代の一般的な潜水艦の速度は10kt以下)1941年夏に解体された。
[編集] 諸元
- 全長 42.80m
- 全幅 3.30m
- 排水量 213t/240t (水上/水中)
- 速度 13.0kt/21.3kt (水上/水中)
- 水上航続距離 4,070km(2,200海里)/12.5kt
- 水中航続距離 61km(33海里)/7kt
- 兵装 45cm魚雷発射管×3(魚雷×3)