波二〇一型潜水艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
波二〇一型潜水艦(はにひゃくいちがたせんすいかん)は、大日本帝国海軍の沿岸型潜水艦の艦級。潜高小型(せんたかこがた)ともよばれた。伊二〇一型潜水艦同様に水中で高速を発揮できるという優れた点を持っていた。竣工はすべて1945年(昭和20年)に行われた。本土決戦に備えて保全されたため、太平洋戦争では実戦に投入されることはなかった。終戦時に完成艦は全部で10隻であったが、未完成の艦が29隻あった。計画ではあと50隻建造される予定であった。
[編集] 諸元
- 全長:53m
- 全幅:4m
- 排水量:水上320t、水中440t
- 最大速度:水上11.8kt、水中14kt
- 水中航続距離:185km(100海里)/2.3kt
- 水上航続距離:5,550km(3,000海里)/10kt
- 兵装:53cm魚雷発射管、魚雷×4、7.7mm機銃
[編集] 同型艦
- 波号第二〇一潜水艦
- 波号第二〇二潜水艦
- 波号第二〇三潜水艦
- 波号第二〇四潜水艦
- 波号第二〇五潜水艦
- 波号第二〇六潜水艦 (未成)
- 波号第二〇七潜水艦
- 波号第二〇八潜水艦
- 波号第二〇九潜水艦
- 波号第二一〇潜水艦
- 波号第二一一潜水艦~波号第二一五潜水艦 (未成)
- 波号第二一六潜水艦
- 波号第二一七潜水艦~波号第二四〇潜水艦 (未成)
- 波号第二四六潜水艦 (未成)