竹中千春
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
竹中千春 (たけなか ちはる, 1957年3月10日-)は、日本の政治学者。専門は、インド政治、国際政治史。
東京都生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、東京大学東洋文化研究所助手を経て、現在、明治学院大学国際学部教授。
目次 |
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『世界はなぜ仲良くできないの?――暴力の連鎖を解くために』(阪急コミュニケーションズ, 2004年)
[編集] 訳書
- ラナジット・グハ,ギャーネンドラ・パーンデー,パルタ・チャタジー,ガヤトリ・スピヴァック『サバルタンの歴史――インド史の脱構築』(岩波書店, 1998年)
[編集] 論文
- 「『権力移譲』への政治過程――大英帝国と英領インドの非植民地化(1)」『東洋文化研究所紀要』101号(1986年)
- 「比較政治学と歴史学における『インド像』」『岩波講座社会科学の方法Ⅸ歴史への問い/歴史からの問い』(岩波書店、1993年)
- 「『暴力について』再考――非暴力の現代的意義について」坂本義和編『世界政治の構造変動(3)発展』(岩波書店、1994年)
- 「植民地国家と国民国家――英領インドの事例に照らして」『国際学研究』16号(1997年)
- 「政党再編とインド政治」『国際問題』469号(1999年)
- 「ガンディー――民衆の神, 国民の父」『国際学研究』19号(2000年)
- 「世界政治をジェンダー化する」小林誠・遠藤誠治編『グローバル・ポリティクス――世界の再構造化と新しい政治学』(有信堂高文社、2000年)
- 「カシミール――辺境から国境へ」『アジア研究』47巻4号(2001年)
- 「ジェンダー研究と南アジア」長崎暢子編『現代南アジア(1)地域研究への招待』(東京大学出版会、2002年)
- 「インドという理念――民族共存の実験」『国際学研究』23号(2003年)
- 「ジェンダー化する政治――インドの国家・法・女性」日本政治学会編『年報政治学 2003』(岩波書店, 2003年)
- 「女性と民主主義――現代インドの実験」高畠通敏編『現代市民政治論』(世織書房、2003年)
- 「女の平和――犠牲者から変革の主体へ」渡辺治・和田進編『講座戦争と現代(5)平和秩序形成の課題』(大月書店, 2004年)
- 「グローバリゼーションと民主主義の間――インド政治の現在」『国際問題』542号(2005年)
- 「平和構築とジェンダー」大芝亮・藤原帰一・山田哲也編『平和政策』(有斐閣, 2006年)