童門冬二
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童門 冬二(どうもん ふゆじ、1927年10月19日 - )は日本の作家。本名・太田久行。1927年、東京に誕生。第43回芥川賞候補。
[編集] 人物・概要
東京都に入都、目黒区役所係員から、都立大学理学部事務長、広報室課長、企画関係部長、知事秘書、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任した後、1979年に退職、作家活動に専念。 在籍中に蓄積した人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。
歴史小説に志を持つようになったのは小学生のころで、歴史を教わった教師から少なからず影響を受けた。 「歴史はすべて、人間のドラマだ。神話もこの例外ではない」と教わり、当時の「教育」(戦前教育)とは一味違ったその教え方に、周りの友人たちと「こんな教え方でいいのだろうか」と驚いたらしい。 また、歴史を「死体解剖する」のではなく「生体解剖する」という歴史観を持っており、そこから繰り出される独自の世界観には定評がある。また、歴史を「360度方位から光を当てることのできる多面的な存在だ」と語っている。
ちなみに落語鑑賞が大好きで、著書に「人生で必要なことはすべて落語で学んだ」がある。
[編集] 著作
- 「人間の器量」
- 「男の器量」
- 「名将に学ぶ人間学」
- 「坂本竜馬 人間の大きさ」
- 「宮本武蔵」
- 「伊能忠敬」
- 「人生で必要なことはすべて落語で学んだ」
- 「小説 上杉鷹山」
など多数