神崎安隆
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神崎 安隆(かんざき やすたか、1932年 - 1985年)は、日本の元プロ野球選手。広島県出身。ポジションは捕手。1952年に別所毅彦の完全試合を阻止した人物として有名。
[編集] 来歴・人物
広島県の盈進商業学校(現・盈進中学校・盈進高等学校)を卒業後、1951年、松竹ロビンスに入団。1952年6月15日の読売ジャイアンツ戦で、松竹ロビンスは別所毅彦に9回2アウトまで完全に抑えられていた。そこで神崎は代打で登場し、2ナッシングと追い込まれながら粘り、カウント2-3からショート前へゴロを転がした。神崎は一塁へ全力疾走し、内野安打とした。これにより、別所の完全試合を打ち砕いた。この安打が、神崎にとってプロ野球選手として最初で最後の安打だった。このチームは1953年に大洋ホエールズと合併し、大洋松竹ロビンスとなった。
[編集] 通算成績
- 実働4年、21試合 9打数1安打 打率.111