社会の窓
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社会の窓(しゃかいのまど)
- 1948年-1954年、1959年-1960年にNHKラジオで放送された情報番組、「インフォメーションアワー・社会の窓」。次項の俗語はこの番組から生まれた。
- 男性のズボンのチャックが開いている状態を指す俗語。女性の場合は「理科の窓」という。
- フジテレビの深夜番組。以下で述べる。
社会の窓(しゃかいのまど)とは、フジテレビにて1999年4月から同年6月まで、毎週月曜日から金曜日まで放送された深夜番組である。またフジテレビ739にて、2005年11月9日より3回分の放送を1つにまとめ、隔週単位で再放送された。
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[編集] 概要
いとうせいこうがMCを務め、三賢人とよばれるゲストと共に視聴者からの「民の声」を現代の良識として『社会の窓』に入れていくかを検討していくトークバラエティ番組である。
民の声とは、視聴者が街頭での取材、留守番電話、FAX、Eメールにて送る、脈絡もない罵詈雑言や吐露、ギャグ、トリビアなどである。それをMCと三賢人が、さまざまな考察や推測をしながら議論をしていき、良識(または面白いと思う声)として認めるかを検討していく。また、セット外周部にいる観客20人が支持しているかを調べる、巷の声が用意され、適宜使用された。ちなみに単位は人ではなく、「Mn」(ミンナ)という架空の単位が使われた。
初めは良識としての価値がない声が、角度を変えた考察をしていくことで良識としての価値が見出されることもあった。
議論の末、まず三賢人による採決(良識として支持するか否か)を行い、それを参考にしたうえでMCが社会の窓に入れるか、判定を行う。ただし、三賢人全員が不支持に回っても、MCに絶対的な決定権があったため、良識として認められることもあった。
社会の窓に入った民の声を送った視聴者には、特製ストラップ(YKK製ファスナーストラップ)が贈られた。
[編集] 窓王
毎週金曜日の放送では、その週に社会の窓に入った民の声から、最も優れた良識に窓王の称号が与えられた。さらに1ヶ月間の窓王の中から、さらに最も優れた良識に大窓王の称号が与えられ、賞金100万円が進呈された。
[編集] 出演
[編集] 司会
- いとうせいこう
[編集] 推薦人
[編集] 三賢人
[編集] ナレーター
- 三村ロンド
- 松本真美