石川総貨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石川 総貨(いしかわ ふさとみ、文政2年10月9日(1819年11月26日) - 嘉永2年9月12日(1849年10月27日))は、常陸下館藩の第8代藩主。第7代藩主・石川総承の子。官位は従五位下。近江守。
文政2年(1819年)10月9日生まれ。天保7年(1836年)12月5日、父の隠居により跡を継ぐ。老中・水野忠邦の推挙により、早くに御用番となった。天保8年(1837年)、大飢饉により領内が荒廃し、被害は領民が12000人から6000人、負債額が35000両に上るという莫大なものであったと言われている。このため、総貨は二宮尊徳に教えを請い、尊徳仕法によって藩財政を再建しようと努力した。