真飛聖
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真飛 聖(まとぶ せい)は宝塚歌劇団花組の男役スター。 神奈川県出身。愛称は「ゆう」。身長169cm。血液型B型。
幼少の頃からバレエを習っていたが、背が伸びすぎてバレエ続行が難しくなる。そんな中学3年の夏休み明けの始業式の日、友人の強い勧めで「歌劇」を目にする。
「宝塚の舞台は観たことがなかったが、星組の日向薫、紫苑ゆう、麻路さきが黒いスーツを着て、旧・大劇場の赤い絨毯の上に立っているグラビアを見た瞬間、ハッとしてここに入ろう、と思った」ことが志望動機。
[編集] 略歴
- 1993年、2度目の挑戦で見事宝塚音楽学校に入学。
- 1995年3月、81期生として宝塚歌劇団に入団し、『国境のない地図』で初舞台。同期に大和悠河らがいる。
- 1995年、星組に配属。
- 1999年『我が愛は山の彼方に』で新人公演初主演。
- 2001年『花の業平』新人公演で主演(本公演の主演は稔幸)。
- 『ベルサイユのばら2001・オスカルとアンドレ編』新人公演ではオスカルを演じて主演、本公演では気性の荒いアランを好演する。東京で香寿たつき主演で再演された『花の業平』新人公演でも初演に引き続いて業平を演じ、四度の新人公演主演を飾って新人公演を卒業。
- 2002年『ヴィンターガルテン』で、朝澄けいとのダブル主演で、バウホール公演初主演。
- 2003年の日生劇場公演『雨に唄えば』では、初の女役に挑戦し、女優リナ・ラモント役を好演。
- 2004年、バウホール公演『花のいそぎ』に主演、バウホール単独初主演を飾る。
- 2005年、初ディナーショー『Sky Blue』開催。
- 2005年8月15日付で花組に組替え。
- 2006年『ファントム』にてフィリップ・ドゥ・シャンドン伯爵役。
貴公子風の甘い容姿の男から気性の荒い役まで幅広く演じ分けられる個性と、高いダンスの実力が魅力のダンサー型男役スターである。