目覚し時計
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目覚し時計(めざましどけい)は、指定の時間に起床させることを目的とした時計である。
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[編集] 起床させる方法
起床させる方法には、次のようなものがある。
[編集] 音声
音声は、一般に広く用いられるものである。ベルの鳴動・電子音・ラジオ・録音した音声などが使用される。また、スヌーズと呼ばれる、いったん音声鳴動を止めても再び鳴り出す機能を装備したものも多い。
キャラクター目覚し時計と呼ばれる、アイドルやアニメキャラクターの声を利用したものもある。
[編集] 振動
バイブレーターによる振動機能は、同室の他人を起こさずに一人だけ起床する場合に用いられる。また、聴覚障害を有する人向けの目覚まし時計も、この方法を用いるものが多い。通常、振動子を枕やシーツなどの寝具に取り付けて使用する。
[編集] 光
光を利用したものもある。音声刺激よりも光刺激のほうが心地よい目覚めになるとされている。自然の夜明けに近づけるため、いきなりフルパワーで点灯するのではなく、起床予定時刻の1時間前に非常に光量を絞って点灯し、起床時刻まで徐々に明るくしていく仕様のものも増えている。この場合、小さめのアラーム音を併用する。 聴覚障害を有する人向けに、強力なフラッシュライトで起床を促す製品も存在する。
[編集] 香り
香りを利用したものもある。起床時間の少し前から、香り発生器を起動しておき、時間になったらアラーム音が鳴動するものである。
[編集] エアーマット
エアーマットは、鉄道事業者の乗務員などの仮眠施設で用いられているものである。交代勤務のため起床時間が異なり、音声・光などが使用できず、また、確実に起床させるために使用される。あらかじめ布団やベッドパッドの下に収縮状態のエアーマットを挿入しておくと、起床時間になるとこれが膨らんで寝床自体を平らでなくする。
ジェイアール東日本商事から「おこし太郎」の商標で一般向けの市販も開始された。
[編集] 形態
- 耳穴型・耳掛け型 : 耳に直接装着するもの。アラームの音は、外部からは非常に小さいが、至近距離で作動するため、使用者当人には十分である。
- 腕時計型 : 腕にベルトで装着するもの。しかし、アラームの音は小さい。振動アラーム機能を装備しているものもある。電波受信機能を備えたものも多い。
- トラベルクロック : 旅行時に携帯することを目的とした小型のもの。折り畳みができるものが多い。外国でも使えるように簡単な操作で旅行先の時間を表示できるものもある。電波時計になっているのもある。
- 置き時計型 : 寝室に据え置いて使用することを目的としたもの。目覚し時計と言えば一般的にはこれを指す。広く使われている。電波時計になっているものも多い。また、夜でも時間が分かるようにバックライトが一定時間光る(光の色は緑色、オレンジ色、電球の色が多い)ものや一昔前は蓄光機能を備えたものがほとんどである。
- 造り付け型 : 船舶などで荒天時の破損防止、宿泊施設(特にカプセルホテル)などで盗難防止のために使用されることがある。大体デジタル表示になっており、客室側からは時計そのものの時刻は合わせられないようになっている。また、デジタル表示のは数字そのものが光るため、夜中も明るいままだと眩しくて眠れないと言う人もいるため、部屋の明るさに合わせて表示の明るさが変わるものが多い。