生野の変
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
生野の変(いくののへん)は、江戸時代後期の文久3年(1863年)10月に但馬国生野(兵庫県生野町)において尊皇攘夷(尊攘)派が挙兵した事件である。生野義挙。
同年8月の天誅組の変と連動して、福岡藩士の平野国臣ら過激尊攘派志士達が、七卿落ちした公卿の沢宣嘉を頭として挙兵する。農民・郷士に決起を呼びかけ、12日には生野の代官所を襲撃して占拠に成功するが、まもなく諸藩兵らによって鎮圧された。
沢は脱出し、首謀者の一人だった平野は京都に投獄される。明治維新の導火線となった歴史上有名な出来事であり、幕府にとっては事件そのものより生野銀山という場所がショックを与えた。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 歴史関連のスタブ項目 | 幕末 | 兵庫県の歴史