特攻隊
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特攻隊(とっこうたい)とは特別攻撃隊の略で、
- 相手に対し、体当たりもしくはそれに類似した攻撃法を行う部隊のこと。以下のケースがある。
- 太平洋戦争時に行われた日本軍の攻撃部隊。特別攻撃隊参照。
- 第二次世界大戦末期のドイツ空軍機が、連合軍の大型爆撃機に対して行った航空攻撃のこと。特別攻撃隊#ドイツの事例参照。
- 第一次世界大戦の時のドイツ軍の部隊で、Stosstrupp(シュトーストルップ)と呼ばれ、塹壕戦で膠着状態になった西部戦線において浸透戦術を実施するために編成された部隊。突撃歩兵などとも訳される。上記1のような、死を決した攻撃を行うものではない。第一次世界大戦の凄惨さを描いて名高いエルンスト・ユンガーの『鋼鉄の嵐の中で』は初版の副題に「一特攻隊長の手記」とあるが、特攻隊の横顔については同作品に余すところ無く描かれている。