燃料消費率
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燃料消費率(ねんりょうしょうひりつ、英:Specific Fuel Consumption)は、ジェットエンジンなど航空機用のターボエンジンでは、1時間1kgの推力を出し続けるために消費した燃料の量(kg)のことを云う。小さい程、燃費が良いエンジンである。
ロケットの場合は1kgの燃料で1kgの推力を出し続ける時間(秒)で表している。従って大きい程、性能の良いロケットと云うことになる。 航空エンジンのSFCはロケットで云うSFCの逆数に3,600を掛けた数になるので注意を要する。
SI単位では1ニュートン(N)の推力を1秒間出し続けるために消費した燃料の量(g)を燃料消費率と定義している、従ってロケットの場合は航空エンジンで云うSFCの逆数を1,000倍した値になる。 航空エンジン現場では論文記述以外SI単位はあまり使われていない。
自動車や二輪車の場合は、1リットル当たりの走行距離を表す。詳しくは燃費を参照のこと。