無限のファンタジア
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無限のファンタジアはトミーウォーカーが製作したテーブルトークRPG、またはプレイバイウェブ。テーブルトークRPG版の発売は新紀元社、初版発行は2004年。略称は「むげふぁん」(公式サイトのURLもmugefanになっている)
神々の遺産「グリモア」を巡り、数多くの列強種族が覇権を競う「ランドアース大陸」を舞台に、冒険者達の活躍を描くファンタジーRPG。
A4判フルカラーのルールブックは、イラストを多く用いて本作の世界観を視覚的に分かりやすく表現しており、システムは処理の軽さを重視してシンプルにまとめられている。ダイスは20面1個のみを使用し、キャラクターやシナリオの設定に迷った時はダイスでランダムに決められるようにもなっている。
2003年7月より、テーブルトークRPG版の発売に先駆けてプレイバイウェブ版が運営中であり、エピソード3「フロンティアライン」開始後は、冒険の舞台がさらに「ワイルドファイア大陸」「浮遊大陸ホワイトガーデン」「楓華列島」に広がっている。また、エピソード4開始時に「上級クラス」という扱いで「召喚獣」という要素が追加されている。 これらの追加要素の一部は、テーブルトークRPG版でも2005年8月発売の上級ルールブック「フロンティアライン」に収録。また、2006年末発売予定の上級ルールブック2「魂の回廊」には召喚獣や楓華列島・地獄などのデータが収録される予定である。
PBW版開始時から、キャラクター作成用ページ等でその存在が予告されていた「上級クラス」という言葉の語感から、MMORPGでいうところの「ニ次職」を想定するプレイヤーが多く見受けられた。しかし、実際には「召喚獣」という形で追加された「上級クラス」は、「従来のクラスを強化するための要素」だった。 このため、一部のプレイヤーに対して混乱を与え、不明瞭な印象を与えてしまった点は否めない。
プレイバイウェブ版無限のファンタジアは、コミックマーケット向けの広告等で「日本最大のRPGコミュニティ」を標榜しており、実際に商業PBWとしては他に類を見ないほどの登録キャラクター数を有するものの、その一方で多くの問題も抱えている。長期の運営により冒険の舞台が広大になったため、各方面に未消化の謎や伏線が多く残されており、また把握すべき情報量が莫大になり新規参入プレイヤーの負担となる事等が挙げられる。この対策として、エピソード1~3の歴史をまとめたエンサイクロペディア(百科事典)の出版が予定されている。
テーブルトークRPGの宣伝のためにプレイバイメールを運営する事自体は、かつてはホビー・データの「クレギオン」やエルスウェアの「特命転攻生」でも行われ、この業界においては古典的とも言える手法であるが、本作ではさらに、テーブルトークRPG版とプレイバイウェブ版をほぼ同じルール・システムで遊べるように工夫されている。このため、プレイバイウェブ版のプレイヤーが一種の攻略本としてテーブルトークRPG版のルールブックを購入したり、テーブルトークRPG版のプレイヤーが新たにプレイバイウェブ版に形成されたコミュニティに加わる等の相乗効果を生み出している。
目次 |
[編集] テーブルトークRPG版とプレイバイウェブ版の違い
- プレイヤーキャラクター(PC)として作成可能な種族が一部異なる。
楓華列島エルフ、楓華列島ストライダーなどの種族はTRPG版においてはサポートされていない。
- プレイバイウェブ版の格闘術は片手武器扱いだが、テーブルトークRPG版では両手武器扱いである。つまり、テーブルトークRPG版で盾を持っている時は、武道家のクラス特徴を使用することが出来ない。
ミストフィールドのアビリティについて、テーブルトークRPG版では能動的受動的に関わらずマイナス修正が入るが、プレイバイウェブ版では受動的な行動にマイナス修正は入らない。プレイバイウェブ版のアビリティに変更があったようだ。現在(2005/11/06)では能動受動に関わらず全てのダイスロールにマイナス1の修正が入る。
- プレイバイウェブ版のみの特徴的なシステムとして「円卓の間」がある。これは同盟諸国における議会のようなもので、旅団規模上位100名の旅団長、及びグリモアガードの団長が発言権を有し、ここでの話し合いや票決を元に同盟諸国の活動方針を決定する。
- 円卓の間やグリモアガードのシステムにより、プレイヤーの意志をストーリー展開に反映できる事がPBW版の大きな魅力と言える。自由度の高さゆえ、シナリオが当初の予定通りに進まない事も多く、TW1の運営がここまで長引いた原因であるとして批判する声もある。しかし一方で「あらかじめ決められた筋書きなど無い、むげふぁん世界の歴史は参加者全員の手で切り開くもの」という声もあり、賛否両論がある。
[編集] 職業
職業 | 補足 |
PBW版ではリザードマンの同盟加入によってアビリティが追加された | |
PBW版ではチキンレッグの同盟加入によってアビリティが追加された | |
PBW版ではプーカの同盟加入によってアビリティが追加された | |
PBW版ではドリアッドの同盟加入によってアビリティが追加された | |
PBW版ではエンジェルの同盟加入によってアビリティが追加された | |
PBW版ではヒトノソリンの同盟加入によってアビリティが追加された | |
PBW版ではセイレーンの同盟加入によってアビリティが追加された |
[編集] 追加アビリティの問題点
- 本作では、PBW版で新しい種族が同盟諸国に加盟すると、その種族に対応したクラスの追加アビリティが手に入るようになっている。しかしノスフェラトゥ(邪竜導士に対応?)やトロウル(重騎士に対応?)など同盟とかけ離れた思考形態・信念を持つ種族を同盟入りさせる事は難しいと思われる。そのためこれらの種族が持つと思われる追加アビリティを入手する事は現実的にまず不可能であり、これらのクラスだけ追加アビリティが存在しないも同然となる。また、現在では滅亡してしまっているソルレオン(武人に対応?)の追加アビリティも、入手は絶望的になったと言える。
[編集] 主な列強種族
[編集] プレイヤーとして選択できる列強種族
種族 | PBW版 | TRPG版 |
ヒト | 初期種族 | 基本ルールブック |
エルフ | 初期種族 | 基本ルールブック |
ストライダー | 初期種族 | 基本ルールブック |
東方ドリアッド | 2003/11/11 17:15から | 基本ルールブック |
リザードマン | 2004/ 3/30 18:30から | 基本ルールブック |
ヒトノソリン | 2004/ 9/ 7 18:45から | フロンティアライン |
ワイルドファイアストライダー | 2004/ 9/ 15 15:20から | フロンティアライン |
ワイルドファイアエルフ | 2004/ 9/ 15 15:20から | フロンティアライン |
エンジェル | 2004/12/20 11:10から | フロンティアライン |
チキンレッグ | 2005/ 2/ 8 14:25から | フロンティアライン |
楓華ストライダー | 2005/ 4/28 20:30から | 未掲載 |
楓華エルフ | 2005/ 4/28 20:30から | 未掲載 |
南方セイレーン | 2005/10/17 17:35から | 基本ルールブック |
楓華ヒト | 2006/ 4/14 15:55から | 未掲載 |
ワイルドファイアリザードマン | 2006/ 4/14 17:00から | 未掲載 |
西方プーカ | 2006/11/20 19:00から | 未掲載 |
[編集] 同盟の種族の種族特徴
- ヒト
- 現実世界の人類と同じ。最も多い種族のためあまり警戒されないために、親和性が種族特徴となっている
- エルフ
- 尖った長い耳を持っている以外はヒトとほぼ変わらない。やや心の能力に秀でている
- 種族能力は夜目だが、実際にはサーモグラフィーのようなものらしい。
- 一般的なファンタジーRPGと異なり、寿命はヒトと変わらない。
- ストライダー
- 動物の尻尾が生えた種族。俊敏性に優れる以外はヒトとほぼ変わらない。やや技の能力に秀でている
- 種族能力は反応力。合図を聞いてからの反応などが早いだけで、すばやく行動できるというわけではない。
- ドリアッド
- 緑色の髪と瞳、額に緑色の宝石を持つ森に住む不老長寿の種族。
- 非常に高い心の能力を持つが、体の能力がとても低い
- 髪の先には花が咲いており、生まれ月によって異なる。
- 種族能力は樹木の結界。ドリアッドの住む森は迷いの森となってしまう。
- リザードマン
- トカゲ人間のような種族。同盟のプレイヤーキャラクターとしては男性が非常に多く、女性は少ない。
- 一見、体の能力に秀でているように見えるが、実際は技に秀でた種族。
- 種族能力は鱗の皮膚。硬く厚い鱗には防御効果があり、すべての心技体の防御力に+1される。
- これは、冒険者では効果は薄いが、民間人同士の喧嘩では非常に効果的。
- ヒトノソリン
- ワイルドファイアで一番最初に同盟に加入した種族で、ノソリンの尻尾と耳を生やしており、語尾は「なぁ~ん」
- 体の能力が非常に高く、敏捷性は低い。
- 種族能力はノソリン変身。一般サイズのノソリンに変身できる(子供が変身しても子供のノソリンにはならない)
- 周囲で戦闘が発生すると変身が解けてしまう
- エンジェル
- ホワイトガーデンに住む唯一の列強種族。ドリアッド同様、心の能力が非常に高く体の能力は非常に低い。
- その名のとおり天使のような白い翼をもっているが、飛ぶことはできず、
- ぼんやりしたときに羽のように軽くなり飛ばされるというあまり実用的ではない能力をもっている。
- 19歳までしか存在せず、大人になれない。
- チキンレッグ
- 鶏を擬人化したような種族で、技が非常に高く逃げ足はランドアース一と言われる。
- 商業を好む種族で、チキンレッグ王国の国王も同盟加入前には商人を装い、同盟に接触したことも。
- セイレーン
- 青い瞳と髪、額に宝石のある美形揃いの種族。チキンレッグ同様、商業に熱心。
- このあたりは星界の紋章のアーヴに似通っているが、性格は享楽的で努力を嫌う傾向が強い。
- 心の値が強く、技がやや下がる。
- 同盟に加入したのはリザードマンと交易していた南方セイレーン王国。
- 現在交流中の北方セイレーン王国共々、王女が女王に即位している女系の王家で、王子がどうなっているのかは不明。
- プーカ
- 茶色の瞳と髪、額にも茶色の宝石があるいたずら好きな種族。耳の代わりに角のような器官が生えている
- エンジェル同様、19歳までしか成長せず、成人したプーカは聖獣となる。
- 異なる種族同士での婚姻は可能であるが、産まれる子供の種族はグリモアの力の強い方に限定される。
- (希望のグリモアの種族の場合は親のどちらかの種族が産まれる)
- 不老の種族の内、年齢の制限の無い種族は年老いる伴侶と共に年をかさねる事が可能。
[編集] プレイヤーとして選択できない列強種族
プレイヤーとして選択できない列強種族として、以下の種族がある。
- 東方・西方ソルレオン
- 獅子の獣人のような種族。性別が男しかいない種族であり、別の種族の女性と結婚する事で種を存続させていた。PBW版において西方ソルレオンの男子は同盟関係にあった西方ドリアッド等から女性を嫁がせていた事が描写されている。
- だが、東方ソルレオンは後述のノスフェラトゥの暗躍を阻止するため死者の祭壇方面へ出兵した所を、当時ノスフェラトゥに影から支配されていたリザードマン王国により奇襲され滅亡した。(時系列ではPBW開始以前)
- その遺領はモンスター地域と呼ばれるようになり、後に同盟冒険者に平定されるまでこの地は人の住まぬ地となる。
- そして、西方ソルレオンは2006年3月19日に行われたリアルタイムイベント「レルヴァ大遠征」の際に拠点であった光輝の武都ディグガードが奇襲を受け陥落。
- ソルレオンの冒険者はモンスターと化し、西方ソルレオンは滅亡した。(ソルレオンはかなり若い段階で皆冒険者となるので子供の生存者すらも確認されていない)
- 北方セイレーン
- 不老長寿で美形揃い、魅了の力を持つ
- 現在交流中。南方セイレーンとは別扱いとなっている。
- 女王の名前はエメラダ。最近同盟と共同?でグドン地域の解放作戦を行っている。
- 南方プーカ
- ワイルドファイア大陸に居住するプーカ。
- 聖域には大きい様と呼ばれる聖獣を筆頭に多数の聖獣とプーカが居住する。
- ランドアースのプーカと異なりワイルドファイアのプーカは原則として聖域から離れる事を許されていない。それは大きい様がプーカ達が外へ出て危険な目に会う事を危惧しているからだと言う。
- ただし例外としてグリモアガード「ウィアトルノ」に南方プーカのマティエ、ロロテア、オプレイの3名が同行している。
- 聖獣プーカ
- プーカの中には稀に「聖獣」に成長するものがおり、飛びぬけた知恵と戦闘能力を獲得する代償として、列強グリモアの聖域から出られなくなる。その性質上、PCのプーカが聖獣になる事はできず、また聖獣になったプーカをPCとして使う事はできない。NPC専用種族
また、敵対中の列強種族として、以下の種族がある。
- トロウル
- 見た目はほぼ怪物であり姿通りの強靭な戦闘力を誇り、頭脳も戦争に関してはかなりのもの。
- ザウス神を信仰し、その加護を受ける。その加護の力は凄まじく、ザウスの雷などもその一種。
- 最近同盟に対抗するためか、ザウス神より新たな力としてピルグリム化?の能力が大王オグバーンに与えられた。
- 2006年12月3日に行われたリアルタイムイベント「トロウル最終決戦」の結果、主だった冒険者の殆どが戦死し列強種族としての勢力は著しく低下した。
- 本国に残る冒険者は200に満たないとの事なので、トロウルがPCとして登録可能になる可能性は皆無となったと言えるだろう。
- ただし、上記リアイベの際に全長200mの巨大ギア「キングスマインド」を用いてきておりトロウル聖域奪取の際にはこれを倒す事が必要になると思われる。
- ノスフェラトゥ
- 死体を操り、悪魔の尻尾がある種族
- その支配地域であった第1層エルヴォークは数回に及ぶ戦争の結果同盟領となった。
- 第二層である姦淫の都ミュントスの状況に関しては現段階では不明。ただし、同盟に対抗するために10将軍のうちディスバリアとギャロの2名が派遣されているらしい。
- 第二層へ続くと見られるドラゴンズゲートを現在地獄担当グリモアガード「エンデソレイ」が探索中。
- 鬼
- 楓華列島にのみ存在する人間が変異した残忍な種族
- 鬼と人間の間の子供は生まれつき鬼となる
- 現在鬼とはエミシ州(現日本で言う所の東北地方)で同盟とにらみ合いの状態が続いている。
[編集] その他同盟と戦った事のあるナマモノ(一部機械)
- ギア
- 各地の古代遺跡(主にドラゴンズゲート)で冒険者達が遭遇する機械兵器のようなもの。
- その形態は様々であり宙に浮くもの、獣の形をしたもの、人型のもの、とバリエーションが多い。
- 空中に浮かぶ大陸、ホワイトガーデンに存在するギアにはエンジェルの一般人を取り込んでパワーアップする物も存在する。
- その場合ギアは取り込んだエンジェルを守るように装甲を展開し、ギアが活動を停止しても中にいるエンジェルは無事である事が多い。
- 特筆すべきギアとして要塞レアがある。このギアはランドアース大陸のはるか東方海上に存在し、独自にギアを作り出し自身に近づく物を排除する機能を持つ。
- 要塞レアの存在する海域には海底に沈むグリモアとドラゴンズゲートらしき物が見つかっておりその確保のためグリモアガード「バーレル」の有志がサンダース号二号に乗り出発するも確保に失敗。現在レアが積極的攻勢に出てこない事もありこの問題は放置されている。
- また、ギアには壊れたパーツを回収して修復する習性があり、初代サンダース号のメンバーの一人が
- 霊査してもらう為にパーツを拾ったところ、回収用のギアに攻撃されるという事態が起こった。
- エンプレスマインド・キングスマインド
- 厳密に言えばこれらは上記「ギア」の一種である。ただし、その大きさが他のギアとは桁違いである事やDGになっている事等から「ギア」とは分離して紹介する。
- 「~マインド」と名のつく存在と同盟が初めて出会ったのは2005年12月の事であった。
- インフィニティゲート最深部に安置されていた巨大な女神像は某邪竜導士のアビリティ(ブラックフレイム)を浴びた瞬間起動、圧倒的な力で探索に当たっていた冒険者を蹴散らした。
- 「エンプレスマインド」と名づけられたそのギアへの対応は即円卓で話し合われ討伐作戦を行う事が決定された。
- そしてのべ1万人の冒険者が11ターンに渡り攻撃を行った結果、エンプレスマインドは撃破される事となる。
- これにより「魂の回廊」の封印が解かれ全世界のレベル40以上の冒険者に「召還獣」の力が与えられた。
- だが、エンプレスマインドの抵抗も凄まじく、特に胴体中央部の発射口から射出される「拡散女神砲」は3ターンに一度と言う制限はあるものの凄まじい破壊力を見せ同盟冒険者を苦しめた。
- このエンプレスマインドと似た「エンペラーズマインド」と呼ばれる男性型巨大ギアがホワイトガーデンで発見されている。
- こちらは既に壊れており起動はしていないものの、内部がDGである事が確認されている他、エンジェルを取り込んだ多くの強化ギアが生息している。
- そして最近、トロウル領にもこれらと似た「キングスマインド」と呼ばれる物が存在する事が確認された。
- ピルグリム
- 空中大陸ホワイトガーデンに突如現れ、そこに住んでいた列強種族エンジェルを全滅の危機に陥れた恐るべき種族。
- 発見当初は体にある産卵官を別の種族に突き刺し卵を埋め込み、寄生させてその種族と融合すると言う能力を持っていたため同盟冒険者の多くから恐れられた。
- ピルグリムの産卵攻撃を受けるとその痕に星型の痣が浮かぶ。
- ホワイトガーデン奪還全体シナリオにおいて数名がこの被害にあい、PCが治療を目的とする旅団を設立し調査・治療に当たるも一人が命を落とす事となった。
- 2004年10月3日に行われたリアルタイムイベント「ピルグリム戦争」においてピルグリムの中枢であったピルグリムマザーが倒され、ホワイトガーデンは少しづつ平穏を取り戻しつつあるものの、未だ残るピルグリムと新たに登場したギアの存在もあり未だ予断を許さない状況である。
- ギガンティックピルグリム
- ピルグリムマザーの眷属であり、その護衛を勤めていた巨大なピルグリム。
- ピルグリム戦争後、生き残ったギガンティックピルグリム3体が多数のピルグリムを体につけ、光の海に降下した事が目撃された。
- その後、後述のピルグリムグドン出現がきっかけで組織された特務部隊「グドン地域強行探索部隊」の命がけの偵察によりグドン地域にギガンティックピルグリムの一体が降下し、ピルグリムが巣くっている事が確認された。
- 2005年10月2日にこの討伐作戦が行われ、ギガンティックピルグリムは討伐された。奇しくもこの日はピルグリム戦争から一周年に当たる。
- この時同盟全土に謎の白い雨が降り注いだ。
- グドン
- グドンは無限のファンタジア世界全土に生息する二足歩行生物である。その見た目により牛グドン・イタチグドン・ネズミグドン、等と呼び分けられる。
- 知能的には大人でも人間の子供程度の知能しかないため知的種族とは認められていない。
- また、凄まじい繁殖能力を持つことで知られ、定期的に排除しないといつの間にか大繁殖し人里を襲う事もある。
- 同盟領と北方セイレーン領の間にはグドン地域と呼ばれる大森林地帯が存在し、数百万と言われるグドンが生息していると言う。
- ピルグリムグドン
- 2005年春頃から目撃され始めたグドンの亜種。
- 見た目は各種グドンにピルグリムの触手が生えたような感じである。通常のグドンを遥かに凌駕する能力を持つが本人?にその自覚は余り無く、単に周りのグドンよりちょっと強い、位の認識しか持っていない。
- しかし、群れの中では一番強いため結局群れのボスとなる事が多い。ピルグリムと違い群体能力を持たないためピルグリムグドンを倒すと残りのグドンはしばしば逃走を図る。
- その誕生については謎が多いものの、普通のメスグドンの胎内からピルグリムグドンの赤子が発見されている。
[編集] 発行物
- TRPG体験版
- TRPG発売前の2003年12月のAGCを皮切りに、2004年2月頃までにかけてオフ会を中心にβ版ルールを使用した小冊子が体験版として配布された。
- AGCで配布されたものと、それ以降で配布されたものとは若干差違がみられる。
- 無限のファンタジア
- 2004年12月発売
- 無限のファンタジア上級ルールブック「フロンティアライン」
- 2005年8月発売
- 無限のファンタジア上級ルールブック2「魂の回廊」(仮称)
- 2006年末発売予定の上級ルールブック第2弾
- TRPGリプレイ 七色の風をあつめて
- 2006年8月発売