無水安息香酸
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無水安息香酸 | |
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IUPAC名 | 安息香酸無水物(許容慣用名より誘導) |
別名 | |
分子式 | C14H10O3 |
分子量 | 226.23 g/mol |
CAS登録番号 | [93-97-0] |
形状 | 無色固体 |
密度と相 | 1.1989 g/cm3, 固体 |
相対蒸気密度 | (空気 = 1) |
融点 | 42 ℃ |
沸点 | 360 ℃ |
昇華点 | {{{昇華点}}} ℃ |
SMILES | |
出典 |
無水安息香酸(むすいあんそくこうさん、benzoic anhydride)とは、有機化合物の一種で、安息香酸から誘導されるカルボン酸無水物。安息香酸無水物とも呼ばれる。合成中間体として利用される無色の固体。
安息香酸に無水酢酸を作用させると、非対称酸無水物を経由して無水安息香酸が生成する。このとき、リン酸を触媒として加える[1]。
安息香酸に塩化ベンゾイルを加えても、無水安息香酸は生成する。
無水安息香酸は求電子的なベンゾイル化剤としての反応性を示す。酸、あるいは塩基の存在下にアミンと反応してベンズアミド誘導体を、アルコールと反応して安息香酸のエステルを与える。求電子性は塩化ベンゾイルに劣るが、試薬としての取り扱いは容易である。
[編集] 参考文献
カテゴリ: 化学関連のスタブ項目 | カルボン酸