滝平二郎
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滝平二郎(たきだいら じろう、1921年 - )は、日本の切り絵作家。日本美術会委員、児童出版美術家連盟会員、日本きりえ協会代表委員。力強さ、優しさ、時には怖さを表現した作風で知られる。
[編集] 来歴
1921年、茨城県新治郡玉里村(現:小美玉市)に生まれる。県立石岡農学校(現・茨城県立石岡第一高等学校)在学中は風刺漫画に関心を寄せていたが、卒業後は木版画へと向かう。
戦争によって活動が一時中断するものの、1955年頃に東京都豊島区に移り住み、装丁、版画、切り絵の仕事を始める。講談社第一回出版文化賞(ブックデザイン部門)、1974年度モービル児童文化賞、第10回絵本にっぽん賞など数々の賞を受賞。1970年から1977年にかけ、朝日新聞の日曜版に独自の切り絵を連載し、好評を博すと共に名が広まった。
[編集] 代表作品
- 「ソメコとオニ」
- 「花さき山」
- 「八郎」
- 「モチモチの木」
- 「三コ」
- 「ベロ出しチョンマ」