湯原温泉
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湯原温泉(ゆばらおんせん)は、岡山県真庭市湯原温泉(旧国美作国)にある温泉。温泉指南役に注力。湯原温泉郷とも称される。
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[編集] アクセス
- 中鉄バス、中国勝山駅~湯原温泉~八束村~蒜山高原方面行き、JR姫新線中国勝山駅より約35分。新大阪駅(3時間30分)、岡山駅(2時間40分)より高速バスもある。
- 米子自動車道湯原インターチェンジより5分。
[編集] 泉質
- アルカリ性単純温泉
15の源泉で、推定毎分6000リットルの湯量があるとされる。
[編集] 温泉街
湯原ダムの下流、旭川沿いに温泉街が広がる。露天風呂、日帰り施設もある。射的も商工会が最近始めた。町名が、湯の原、どこにでも湯が湧くのかもしれない。名物は砂湯で、湯原ダムの下にある巨大な共同露天風呂。野口冬人の露天風呂番付で西の横綱とされる。
基本は湯治、保養、療養向けであるが、場所柄、蒜山方面への行楽拠点としても重宝され、また観光地としても人気がある。
[編集] 歴史
播磨の名刹、書写山円教寺の名僧、性空上人が重病で倒れ、その時夢枕に天童が現れて、この湯を暗示したという。性空はその地に赴き、平癒。それ以後、薬湯として広く知られるようになった。また、豊臣政権の五大老の一人である宇喜多秀家の母堂が病を癒したといわれ、その御礼に秀家が浴室を修繕したというエピソードもある。
奥津温泉、湯郷温泉とともに古くから美作三湯と呼ばれている。米子自動車道(湯原ICより国道313号(愛称:ロマンチック街道313)経由で車で5分)の開通に伴い、アクセスが向上、関西の奥座敷として温泉街の規模が拡大した。
昭和31年6月15日、湯原温泉郷が国民保養温泉地に指定。湯原温泉郷は湯原の他、郷緑(ごうろく)温泉、足(たる)温泉、真賀温泉、下湯原温泉が含まれる。いずれも国民保養温泉地の指定を受けている。足、真賀は複数の旅館が見られる。