清掃工場
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清掃工場(せいそうこうじょう)は、リサイクル可能な資源の分別・可燃ごみの焼却処理・残渣の無害化処理などを行う施設である。生ごみの堆肥化施設や下水処理場の汚泥処理施設を併設することもある。ゴミ処理場、ゴミ焼却施設、クリーンセンターなど自治体によって呼称はまちまち。
[編集] 清掃工場の工程
工場全体の管理は中央制御室で行われ、焼却工程の作業員は数名程度であるが、リサイクルの工程は手作業が多いのが現状である。
- 収集車でごみを運び込み、破砕・分別などの初期処理をした後、処分方法別にごみバンカーに投入する。
- 粗大ごみは、破砕機による破砕処理が行われた後、各工程に送られる。
- 焼却処分ごみは、発熱量などのごみ質を一定にするためクレーンによる攪拌を行った後、焼却炉への搬送設備へクレーンで投入する。
- リサイクルされるものは、異物を取り除いた後、種類ごとに圧縮梱包される。
- 埋め立て処分される不燃ごみは、体積を小さくするため破砕処理されることが多い。
- 各工程から排出される残渣は、無害化・安定化処理された後、最終処分場で埋め立て処分される。
- 各工程から排出される汚水は、浄化された後、焼却炉内に冷却水として吹き込まれて処分される方式が、1980年代より一般的となっている。
- 分別収集への市民の協力が行われないと、安定した操業が不可能である。