浅野健一
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浅野 健一(あさの けんいち、1948年7月27日 - )は日本の左翼ジャーナリストで同志社大学社会学部メディア学科教授。香川県高松市生まれ。
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略歴
慶応義塾大学経済学部出身。同大学新聞研究所修了後、共同通信社に入社。1989年から1992年までジャカルタ支局長を勤めるが、スハルト政権を批判したため国外追放された。1994年3月末、共同通信退社。同年4月から同志社大学文学部社会学科教授(新聞学専攻)、同大学大学院文学研究科新聞学専攻博士課程教授を勤める。
概要
朝鮮民主主義人民共和国を「北朝鮮」とは言わずに同国式に「朝鮮」「共和国」と呼ぶ。
創価学会のいわゆるレイプ訴訟(狂言訴訟)では匿名報道に反する創価学会側の報道を支持した。
今では、大手メディアでは執筆せず、著作以外では社会民主党機関紙『社会新報』や朝鮮総聯中央機関紙『朝鮮新報』やメディア問題に関する記事が多い左派系月刊誌の『創』ぐらいでしか彼の文章を見ることはできない。救援連絡センターの機関紙『救援』にも執筆。
作家・ジャーナリストの日垣隆に「週刊エコノミスト」(毎日新聞社)のコラム「敢闘言」で、浅野の発言を揶揄されたこともある。
その他
2005年には『週刊文春』が浅野のセクハラ疑惑を報道した。以下は全て記事内容(一部)である。それによると、浅野健一は、同志社大学の院生であった告発者A子さんを自身の愛人であるかのような言動を周囲に吹聴した。具体的に、A子さんが愛人にしてほしいと言ってきて困っているなどの発言だった。そのためA子さんは同志社大学のセクハラ防止委員会に内部告発した。また、同委員会に上げられた報告の中には、A子さん以上に深刻なケースも存在し、浅野健一自身に対するセクハラ疑惑は拡大した。しかし、同志社大学自身による調査は迅速に行われることはなかった。2年後に、事件の一部が同委員会によって認められることとなった。セクハラ疑惑に対して浅野自身は誹謗中傷であり、捏造だと疑惑を全否定している。これに対し、加害者が被害者の証言を否定することは、浅野健一自身が従軍慰安婦問題で主張するセカンドレイプにあたり、ダブルスタンダードだとの意見もある。 2006年1月27日に週刊誌「週刊文春」の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の文芸春秋などに1億1000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を京都地裁に起こした。浅野教授は「すべて事実無根、虚偽で、悪意に満ちた名誉棄損」としている。提訴に対し、週刊文春編集部は「記事は真実。浅野氏本人が取材拒否のままの提訴は不可解だ」とコメントした。
著書
- 『犯罪報道の犯罪』(1984/9 学陽書房、1987/6 講談社文庫、2004/6 新風舎文庫 ISBN 4-7974-9392-5)
関連項目
外部リンク
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