池田弘 (経営者)
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池田 弘(いけだ ひろむ)は、日本の実業家。アルビレックス新潟会長、(学)新潟総合学院・(学)新潟総合学園 (NSG) 理事長、愛宕神社宮司。
新潟県立新潟南高等学校を卒業した後、國學院大學で神職を学び、明治神宮等で実習を重ねる。1974年に神明宮(新潟市鎮座)の禰宜に就任。1977年に愛宕神社宮司となる。同年、NSG新潟総合学院を開校し、理事長に就任。NSGは大学、高等学校、専門学校など30校を擁する日本有数の教育事業グループに成長する(生徒数約1万3000人)。
1996年、アルビレックス新潟の代表取締役に就任。 経営危機を乗り越え、観客動員数を国内トップにまで押し上げる。2003年にはJ2でリーグ優勝し、J1昇格を成し遂げた。
2006年現在、501社の株式公開を目指した起業家支援プロジェクトに取り組むなど、各方面で活躍中。
その一方で、泉田裕彦新潟県知事の後援会副会長や2004年10月に行なわれた新潟県知事選の同氏の支援団体である「はばたく!新潟県の新時代をつくる会」の会長を務めたほか、NSGグループが経営する大学院大学の新聞広告に同知事との対談を掲載する(2006年11月11日付の朝日新聞によると、同知事が民間企業の新聞広告に出たのは、知事就任後2年間でこの1回のみ)など、同知事との密接な関係が見られる。
- 2004年、財界賞(経営者賞)を受賞。
- 2005年、「ニュービジネス大賞」アントレプレナー大賞部門最優秀賞を受賞。
- 2006年、平成18年藍綬褒章を受章。
==刊行物==: 「神主さんがなぜプロサッカーチームの運営をするのか」東洋経済新報社(2006.07.06刊)