歯科衛生士国家試験
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歯科衛生士国家試験(しかえいせいしこっかしけん)とは、国家資格である、歯科衛生士の免許を取得するための国家試験である。
歯科衛生士法第11条に基づいて行われる。厚生労働省医政局監修。試験の実施に関する事務は、財団法人歯科医療研修振興財団が行う。
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[編集] 受験資格
- (1)文部科学大臣の指定した歯科衛生士学校を卒業した者(平成19年3月16日(金曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)
- (2)厚生労働大臣の指定した歯科衛生士養成所を卒業した者(平成19年3月16日(金曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)
- (3)外国の歯科衛生士学校を卒業し、又は外国において歯科衛生士免許を得た者であって、厚生労働大臣が(1)又は(2)に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めたもの
[編集] 試験日・合格発表日
- 試験日
- 例年3月上旬の木曜
- 合格発表日
- 例年3月下旬
[編集] 試験地
[編集] 試験科目
- 解剖学
- 生理学
- 病理学
- 微生物学
- 薬理学
- 口腔衛生学
- 衛生学・公衆衛生学(衛生行政・社会福祉を含む。)
- 栄養指導
- 歯科臨床大要(歯科臨床概論、歯科保存学、歯科補綴学、口腔外科学、小児歯科学及び矯正歯科学)
- 歯科予防処置
- 歯科診療補助
- 保健指導
実際の試験は1日間にわたって行われ、午前に解剖学、生理学、病理学、微生物学、薬理学、口腔衛生学、午後に衛生学・公衆衛生学、栄養指導、歯科臨床大要、歯科予防処置、歯科診療補助、保健指導の順に行われる。
合格基準については合格発表後に掲示される。 ただし、全部合わせて8割とらないとその時点で不合格となる。
合格率は97.6%(平成15年度)