橋本テツヤ
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橋本 テツヤ(はしもと-、1944年11月11日 - )は、アナウンサー、放送作家、コラムニスト、番組制作会社の経営を務める。慶應義塾大学文学部卒。趣味はゴルフ、特技は着付け。
[編集] 略歴
在学中、東宝の記録映画「ユニバーシアード東京大会」のナレーターに大抜擢され、試写会においで頂いた大会の名誉総裁、皇太子殿下(今上天皇)に拝謁する光栄を受ける。その後、東京六大学軽音楽ジャズフェスティバルの司会を務めたことがきっかけで、ラジオ番組(『セイ!ヤング』等)を立ち上げ、パーソナリティーをみのもんたらと共に行い、後に様々なテレビ番組のアナウンサーや司会などを務める。主な出演、企画番組は『クイズ100人に聞きました』『欽ちゃんの仮装大賞』『アッコにおまかせ!』『電話リクエスト』『びっくり日本新記録』など。
中でも、関口宏が司会を務めた『クイズ100人に聞きました』では「屋根裏のアナウンサー」の愛称で親しまれ、出場者の紹介や賞品の説明などを、「トラベル、チャーンス!!」という独特の早口でおこなった。
また、趣味として着付けを行い、国内としては民間人男性で初めて十二単着付け免許を持つ。この為、徳仁親王殿下ご成婚時、雅子妃が着用された十二単の解説をした。
その後、自ら制作会社を経営し、番組制作業に従事した。旅番組などを制作し、観光地を紹介することで視聴者の動員をはかった。番組ではナレーションを請け負い、温泉地を紹介した際は、なぜか橋本テツヤ本人の入浴シーンが必ず放映され、「中年男性の肌を見たくない」という視聴者の不評を買った。 また、肩書きがアナウンサーから「旅の達人」になっており、仕事を楽しむ様子が中年男性の憧れとして多くの視聴者に評価された。それは、必ずしもタレント業務のみを行うのではなく、企画から演出、構成、撮影、音楽、ナレーションまでを担当した様子からの評価であった。
現在は、経済誌『エルネオス』でコラム「一針見血」の執筆を担当するなどしている。
「料理の出来る男は女にもてる」といった概念を戦後日本社会に普及させるため、自ら調理師免許を習得し、その啓蒙活動を行ったが、そこから「料理の出来ない女は頭が悪い」とメディアを通じて公言したため、保守的な層から支持される一方で、一部の不評を買った。
建設大臣、運輸大臣、自民党幹事長などを務めた橋本登美三郎は尊属にあたる。
[編集] 主な著作
- 『橋本テツヤのテレビ式 読んで声出す脳の若がえりBOOK』( ISBN 4884693736 )
- 『ことわざびじん』( ISBN 4884694805 )