権現堂堤
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権現堂堤(ごんげんどうつつみ)は埼玉県幸手市北部に位置し、県内有数の桜の名所である。
中川の堤防上約1kmにわたって、約1000本の桜並木が続く。 桜はソメイヨシノで、4月上旬が見ごろであるが、近年開花時期が早まっている。 桜の開花と同時期に堤下に広がる菜の花も咲くため、ピンクと黄色のコントラストが美しい。 桜祭りの期間中は中川に架かる外野橋は夜間ライトアップされ夜桜見物の人の目を惹く。
[編集] 歴史
権現堂堤は、江戸時代に利根川の支流である権現堂川の堤防として築かれたもので、かつては6kmにわたり約3000本の桜があり、大正時代から桜の名所として賑わっていたが、終戦前後の混乱で桜の多くが伐採されてしまった。
権現堂川は昭和8年に廃川となり、中川の堤防として残った部分へ、昭和24年に改めてソメイヨシノを植樹したものが現在の権現堂堤である。
平成16年の国民体育大会でカヌー競技会場となった権現堂調節池(行幸湖)と合わせ、県営の権現堂公園(仮称)として整備が進められている。
[編集] ロケが行われた映画等
[編集] 交通
東武日光線幸手駅より朝日バス「五霞町役場」行
「権現堂」にて下車。徒歩1分。
開花シーズンには臨時直行バスが運行される。
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