枚方バイパス
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枚方バイパス(ひらかたバイパス)は、京都府京都市伏見区大手筋から大阪府枚方市北中振を結ぶ国道1号(現:京都府道・大阪府道13号京都守口線)のバイパスとして設けられた道路である。1958年6月より着工、1966年3月に全線開通。21世紀に入り、そのバイパスである第二京阪道路の供用が開始されたため、バイパス道路としての役割を譲りつつある。
沿線には「バイパス」の語句を組み入れた商号の事業所が存在したが、この理由で徐々にそれらの名前からバイパスの文字が消えている。 また、枚方バイパスのうち京都府域の区間を久御山バイパスと呼ぶこともあった。
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[編集] 沿線のようす
全線全幅16.0m以上・4車線で線形は極めて良好である。沿線は様々な業種が進出し活況を呈している。自動車販売店・飲食店・物販店・娯楽施設が多い。
地の利を活かして、枚方市には中小企業団地・枚方家具団地の産業集積が構成されている。古くから近郊農業が盛んで近年事業所の進出が激しい八幡市・久御山町にとってもこの道路は不可欠の存在である。
また、淀川左岸で京阪間を繋ぐ幹線道路は枚方バイパスと一部開通した第二京阪道路だけであり、一日を通して混みあっている。淀川右岸を並走する国道171号とは異なり大半の交差点に右折レーンが設置されているが、交通量が増加する枚方市内においても主要な交差点が立体交差となっていない。特に天の川~池之宮北付近の渋滞は日常的に発生しており深刻な状況であり、第二京阪道路の全線開通による渋滞緩和が期待されている。
歩道はほとんど整備されているものの(一部手付かずの箇所あり)、大型自動車の通行量が極めて多いため、歩行者はあまり見かけない。久御山町から南の区間にはガソリンスタンドが多く、1980年代後期から1990年代中期までは熾烈な価格競争が発生したが近年は沈静化している。
この区間には京都府と大阪府の境である洞ヶ峠という小高い峠があり、かつては心霊スポットとして名をはせ、通行する人々の間で様々な怪談が語り継がれてきた。しかし大幅に開発されてその姿は失われた。
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- 京都府域 = 国土交通省京都国道事務所京都東維持出張所
- 大阪府域 = 国土交通省大阪国道事務所高槻維持出張所
[編集] 接続するバイパス
[編集] 関連項目
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